キャンプの師匠が長年愛用しているキャプテンスタッグのダッチオーブン。「久しぶりにダッチでビーフチュー作ろうか?」の一言で今回のキャンプ飯はビーフシチューに決定。キャンプが初めての方にもカンタンです。失敗知らずの超定番メニューがダッチオーブンでビーフシチューです。
SOTOのトーチで手早く着火
まずは炭に着火するための焚き付けの杉の細木や小枝をウェーバーグリルに入れて、SOTOのフィールドチャッカーST-450で炭の火起こしです。SOTOのカセットガス式トーチは瞬間気化方式なので、点火直後でも炎が安定して、女性でも使いやすく安全。火起こしに便利な逸品です。
一番面倒な火起こしをSOTOのトーチでちゃっちゃっと済ませて、炭火が安定した火力になるまでの間にビーフシチューの下準備です。ちなみに炭全体に白い部分ができてきたら着火の合図です。
ダッチオーブンの便利な使い方を紹介
さて、今回キャンプで使ったキャプテンスタッグのダッチオーブンで、どんな料理が楽しめるのでしょうか? 基本は5つの調理法です。
その1、ダッチオーブンはフタと本体がしっかり密閉された圧力鍋のようなもの。少しの炭火や薪の火力でしっかりと熱を加えることができるので、ポトフやシチューなど煮物調理に最適です。
その2は、鶏を丸ごと焼いたりパンやケーキ、グラタンなどロースト=焼く、炙る調理法。ダッチオーブンの重いフタにはヘリが付いており、蓋の上に炭火を乗せやすくするためにあります。蓋の上からと鍋の下から熱を加えればオーブンとして使えてさまざま調理が可能です。
その3は、密閉性に優れているので蒸し器としても使えます。水を入れることなく、野菜の水分だけで蒸し上げます。
その4は、フタを裏返してフライパンとして使います。キャプテンスタッグのオーバル型の蓋は溝付きで分厚いステーキを美味しく焼くのに便利です。軽く中央に向かって凹んでいるので、余分な脂が落ちます。
その5は、蓄熱性と密閉性が高いダッチオーブンでチーズやゆでたまご、ナッツなどをカンタンに燻製してみるのもおすすめです。専用の燻製器がなくてもダッチオーブンを火にかけてスモークチップで燻製します。ただし、ダッチオーブンで燻製すると汚れや匂いがつくので、気になる方はダッチオーブンの内面をすべてアルミホイルでカバーしてしまう方法をおすすめします。
トマト缶と野菜の旨味、最後はほりにしで味を微調整
今回はビーフシチューなので煮物調理です。下準備はタマネギをくし形切りにして、じゃがいもは大きめの一口大に切り、にんじんは乱切りに。今回は葉っぱ付きのにんじんだったので、葉の部分も入れました。オーケーストアで買った和牛シチュー用もも肉も一緒にダッチオーブンに入れて牛脂で炒めます。
ざっくり炒めたら、トマト缶と赤ワインを投入。あとは蓋をして煮込むだけです。味付けは「ほりにし」で微調整。トマト缶と野菜の旨味が溶け出したビーフシチューは、牛肉もやわらかくて美味しくいただくことができました。