コロナ禍で爆発的な広がりを見せたキャンプブームも落ち着き、本当にキャンプを楽しみたい人にとって過ごしやすい環境になりました。自粛生活の影響によりキャンパー人口が増えたことで多くの施設が整備され、コロナ以前では考えられないほど充実したキャンプ場が続々と誕生。2024年4月27日(土)には、スノーピークが宮崎県都城市で「スノーピーク都城キャンプフィールド」をオープン。同施設の魅力をレポートします。
甌穴群や滝を眺望するロケーションが魅力
日本が誇るキャンプブランドとして知られるスノーピークと都城市が6年の歳月をかけ、官民一体となって作り上げたキャンプフィールドは、緑豊かな自然に囲まれた関之尾公園内にあります。国指定の天然記念物である「関之尾甌穴群」(せきのおおうけつぐん)や日本の滝山100選にも選ばれた「関之尾滝」を眺めながらキャンプができるという、最高の立地を備えているのが大きな魅力です。
フィールド内には甌穴群や滝を眺望できる遊歩道やつり橋、沈下橋があり、都城が誇る雄大な自然を楽しむことができるのです。同施設はスノーピークが運営する11番目のキャンプフィールドとして誕生し、九州では3拠点目として宮崎県、鹿児島県などの九州南部のキャンパーたちから高い注目を集めています。
福岡からは九州自動車道を使って約3時間、熊本からは約2時間。宮崎県には神戸や大阪(大阪から鹿児島県志布志港)からカーフェリーが就航されているので関西圏からアクセスすることも可能です。
キャンプサイトのほかコテージや住箱も併設
スノーピーク都城キャンプフィールドは、目の前を流れる庄内川に沿って2つのエリアに分けられ、上流部には建築家である隈研吾氏との共同開発となるモバイルハウス「住箱‐JYUBAKO‐」と4棟のコテージ、下流部のキャンプエリアにはフリーサイトや電源サイトなど、合計100サイトのフィールドが広がります。
担当者にエリアを分けて設計した意図をお聞きすると、「庄内川の地形を巧みに利用し、コテージエリアとキャンプサイトを分離しています。互いのエリアを往復する遊歩道には滝や甌穴群を眼前に眺めることができ、どちらのエリアを利用しても都城の自然を満喫できるように配慮されています。キャンプをしない人たちにもモバイルハウス住箱-JYUBAKO-やコテージを利用してもらい、都城の自然を手軽に楽しんでもらいたいですね」と話してくれました。