森を利用した空中アスレチックとジップラインが楽しめる施設「フォレストアドベンチャー・千葉」。アスレチックといえば子どもが楽しむイメージがありますが、ここにはちょっと大人向けの、120m超えのジップラインにチャレンジできる本格アスレチックコースがあるんだとか。
今回はそんな「フォレストアドベンチャー・千葉」に行って、このコースを実際に体験してみました。
森の中にある広大な「空中アスレチック施設」
フォレストアドベンチャー・千葉は、120m超えのジップラインが目玉の空中アスレチック施設です。今回は千葉駅からクルマで訪れたのですが、30分かからないくらいで公園に到着。千葉駅からは自然公園行きのバスも出ていて、都心からでも1時間ほどでアクセスできます。
自然公園と銘打っているだけあって、園内はとにかく自然が豊か。森も池も芝生もあって、カワセミをはじめとした野鳥もたくさん生息しています。公園内にはこどもたちが走り回り、広い芝生でフリスビーをしたり、バトミントンをしたりして元気にはしゃいでいました。
フォレストアドベンチャーは、そんな広い芝生のある一本松広場のすぐ目の前。受付に着くと、気さくなスタッフさんが出迎えてくれました。
その際、入り口からちらっと中を見せていただいたのですが……めちゃくちゃ広大!
本格的なアスレチックの仕掛けが、高い木々の間にこれでもかというほど張り巡らされています。そしていまさらですが、私は高いところが苦手だったことを思い出しました。
観覧車に乗ると、恐怖のあまりお経を唱え始めるレベルです。はたして大丈夫なのでしょうか。
レクチャーをしっかり受けてから体験がスタート
到着したらまず、書類に必要事項を記入し、ロッカーに手荷物を預けます。小さいショルダーバックの貸し出しもあり、飲み物やスマホなどはこの中に入れて持ち込めるようです。
準備が整ったら、まずは専用のベルトなどを装着して、モニターの前でアスレチックのレクチャーを受けます。レクチャーを受けた後は、低いところでジップラインの練習です。
プーリーという器具をケーブルに通し、しっかりとハーネスのロープを握ります。腰を低くして座るような姿勢をとって足を台から離し、あとは重力にまかせて空中の旅を楽しむという流れです。
ここまできちんと講習があると思っていなかったので、運動が苦手な私は一安心。練習が済んだら、いよいよ本格的なアスレチックへと移行します。
フラミンゴになれない場面はカニ歩きでクリア
久しぶりのアスレチックに若干不安がありましたが、まずは低いところからスタートなので、高いところが苦手でも意外と大丈夫でした。
というか、網をつたったり、空中に点在する木の板の上を歩いたり、空中アスレチックって楽しい!
高さゆえか虫もあまりいないので、虫嫌いの私でもあまり気にせず楽しめます。
うんうん、全然いける。空中といえど板や網がしっかり張ってあるので、怖くないですね。
そう思っていた矢先、なにやら空中に紐が1本張られているだけのところが出現しました。
前の人を見ると、綱渡りのように両手を広げて渡っていったので、たぶんそういうところなのでしょう。私にはあのようなフラミンゴ的バランス能力はないのですが、どうすればいいのでしょうか。
試しに足をふみだしてみましたが、だめです。ちょっと度胸が足りません。
かくなる上はということで、わたしは体重をぐうっとかけて、かがんだ状態のカニ歩きで渡ることにしました。
そう、体についているのは、ジップライン用のがっしりとした器具。全体重をかけて飛行する用にあるのですから、思い切り体重かけても問題ないはずです。
カニカニカニ。カニカニカニカニ。
はたから見たらなんだこいつ状態ですが、結果渡れたのなら万事よしです。
風を全身にうけながら空を飛ぶ
こうして着々とアスレチックを楽しんでいると、ジップラインが現れました。よし、ここは練習通りにいきましょう。
ジップラインは、とにかく風を切るのが楽しい! 飛んでいる最中は手を離してもいいので、両手を広げて風を全身にうけると、とっても気持ちがいいのです。
でもジップラインで気をつけたいのは着地。思ったよりも急に地面が近くなって、ずしゃーっとこけてしまいました。
着地点にはウッドチップが敷き詰められていて、こけても全然痛くないのですが、やっぱり不恰好なので、次こそ成功させようと意気込みをいれます。
アスレチックは進めば進むほど、だんだん高くなってきますが、私がお経を唱えないレベルだったので、高所が苦手な人でも意外と大丈夫そうです。