アウトドアの醍醐味である焚き火。炎の揺らめきに心が癒やされますよね。しかし、焚き火の際に発生するのが厄介な「ニオイ」問題。服や髪の毛についてしまうのが嫌だと感じる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、焚き火の楽しさを損なわずにニオイを軽減する対策方法を紹介します。
水分量が少ない薪と高温燃焼で煙を軽減!
焚き火のニオイの原因は「煙」にあり、薪に含まれる水分が完全に燃えないことで発生する未燃焼ガスがニオイの元です。薪の水分量は20%以下が良いと言われていて、水分量が少ない薪を選ぶだけで煙の量を減らせるはず。薪を事前に準備する際は、乾燥した状態を保つのがポイントです。雨に濡らさないのはもちろん、日当たりや風通しの良い場所で保管し、地面に直接置かないようにしてください。
低い燃焼温度も煙の量を増やす原因の1つ。燃焼温度をなるべく高く、できれば450℃以上にすることが大切です。ちなみに「風下を避ける」ことでも煙の被害を抑えることができますよ。
焚き火のニオイを服から落とす方法
焚き火のニオイ対策をしても、服にはニオイがついてしまうもの。ニオイを落とす方法として、「風を当てる」ことが挙げられます。意外に思われるかもしれませんが、ニオイ落としに活用できるアイテムがドライヤー。温風を服に当てて、繊維の隙間に入り込んだニオイの粒子を飛ばしましょう。
ただ服全体にドライヤーを当てるのはなかなか大変な作業ですよね。そもそも手元にドライヤーや電源がないという場合は、服をバタバタ振るだけでもある程度ニオイを落とすことができます。