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使い勝手はもちろん素材にも注目! アウトドアの定番ギア「ファイヤースターター」の選び方とは

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キャンプの醍醐味である焚き火。ご飯を作ったりお湯を沸かしたり、はたまた癒やしを感じたりと、キャンプに火は欠かせないものです。しかし外での火起こしはなかなか大変。そこで今回は、火起こしに重宝する「ファイヤースターター」を紹介していきます。

アウトドアの定番ギア「ファイヤースターター」

アウトドアでは風などの影響で、ライターやマッチでの火起こしが難しい場合があります。そんなときに活躍するのが、アウトドアの定番ギアでもあるファイヤースターター。「メタルマッチ」とも呼ばれるファイヤースターターがあれば、環境に左右されずに誰でも火を起こすことができます。

金属製の棒の「ロッド」と、金属製の火打ち石として使う「ストライカー」がセットになったファイヤースターターの使い方は簡単。まずはストライカーでロッドを削って金属の粉を作り、火種になる紙や木くずなどの上に載せます。

その後は金属の粉に向けて、ストライカーでロッドを勢いよく擦って火花を飛ばし、火種に着火させるだけ。ライターなどと違い、風の影響を受けずに着火させることができます。

ファイヤースターター選びはロッドの素材に注目!

「ロッド」には2種類の素材があります。ひとつは鉄とセリウムの合金「フェロセリウム」。フェロセリウムは発火温度が150~180℃と低いのが特徴で、ストライカーで擦る際に軽い力でも火花がよく出ます。ファイヤースターターを使い慣れていない初心者でも、簡単に扱えるのでおすすめ。

もうひとつは「マグネシウム合金」。マグネシウムは発火温度が473℃と高温のため、ストライカーでロッドを擦るのにある程度の力と速さが求められます。「フェロセリウム」に比べて火花を起こすのが難しいところがデメリットかもしれません。その一方で価格は安く100円ショップでも入手できるため、コスパ重視ならマグネシウム製を選ぶのも良いでしょう。