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横浜南部の富士塚がある公園を歩く! 鬱蒼とした竹林を巡るアップダウンは意外にもタフだった

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見事な竹林散策から古民家へ! 5月の彩りが楽しめる

同公園の魅力は整備された竹林と古民家ゾーンです。富士塚から孟宗竹の道を降ります。整備された園南西部の竹林の園路は、高く育った孟宗竹のトンネル路。

足もとはふかふかでウッドチップの上を歩いているかのようなフィーリングです。意外なアップダウンで、いい運動にもなります。

竹林から農園やけやきひろばを通過して、もう一つのトピックポイントの古民家ゾーンへ。長屋門という表門脇に牡丹が色合いを添えていました。

門をくぐってGWに合わせた5月の絵柄、鯉のぼりが風にそよぐ様は、最近ではなかなか見ることがないだけに新鮮に映ります。

広い敷地の古民家に建つのは横浜市の指定文化財である旧小岩井家の主屋です。江戸時代後期の名主屋敷らしい主屋は、広い土間を構えた平屋。延べ床面積は220㎡以上で約67坪あるそうです。

寄棟茅葺の屋根には上部に煙出しを載せています。名主にふさわしい風格は、敷地は庭園や花壇を含めて650坪という堂々としたもの。

この主屋では、ちょうど5月12日まで展示の5月人形が数多く飾られていました。見応えのある兜や鎧など端午の節句にふさわしい飾り付けも、最近では見かける機会も珍しいだけに、世代を超えて一見してはいかがでしょうか。懐かしい思いがよぎる方も多いのではないかと思います。

園内には炭焼広場もあり、公園運営の方々が竹林整備活動の一環で、密集竹や古い竹を切り出して竹炭として再利用し、販売もしています。消臭剤としてだけでなく、美味しい水やお米を美味しく炊き上げたりもできます。その他効能は多数あるので、身近にある自然の再利用から生活に取り入れる体験は、得難い機会かもしれませんね。