大容量の水を持ち運べるウォータージャグは、簡易的な蛇口をひねるだけで水を出せる便利なアウトドアグッズです。キャンプでも定番のギアですが、「キャンプ場に水道があるのに本当に必要?」と購入を迷う人も少なくありません。そこで今回は、キャンプにウォータージャグを持ち込むメリットや選ぶ際のポイントなどについてご紹介します。
ウォータージャグで水くみの手間が軽減
ウォータージャグの必要性については、キャンパーの間でも意見が分かれます。「かさばるから、ほとんど使っていない」「持っていっても使わないことが多いんだよね」という声がある一方で、「水場が遠いサイトでは必須」「ちょっとした手洗いに便利だよ」と評価する意見も。

たしかに水場が近ければウォータージャグの出番は少ないかもしれません。しかし水場が遠いサイトの場合、大量の水を何度もくみに行くのは重労働。サイトを離れる際の防犯面も気になるところ。その点ウォータージャグがあれば、一度にたっぷりの水を確保できるため、ゆったりと安心してキャンプを楽しめます。冬季は凍結防止のために水道が使えないキャンプ場もあるため、頼もしい相棒となるでしょう。

飲料用はペットボトルの水、手洗い用はジャグと使い分けているキャンパーも。荷物の量や使用目的に合わせて、無理のないスタイルを見つけてください。
汚れ物を洗うときは注意が必要
ウォータージャグは便利なギアですが、使う際には注意が必要。とくに意識したいのは汚水の処理方法です。ジャグの水で手や食器などを洗った場合、その水をそのまま地面に流すのはマナー違反。ジャグの下にはバケツや排水用の容器を置き、汚水は炊事場など指定の場所まで運ぶようにしましょう。

軽い汚れは、ウェットティッシュや水を使わない洗剤で落とす人が多いようです。状況に応じて使い分けるのがベストですね。