サイクリストの聖地として名高い「ステルヴィオ峠」。イタリアとスイスにまたがり、標高2758メートルを誇るヨーロッパで2番目に高い舗装峠です。ドイツ在住の日本人サイクリストによるYouTubeチャンネル『KEIMASA CYCLE』では、仲間と共に「ステルヴィオ峠」に挑んだ様子を紹介しています。
ステルヴィオ峠の名物、九十九折の坂道に挑戦
今回、ケイマサさんは、仲間のタカさん、Kさんとともにイタリア側の麓から頂上を目指します。撮影している9月20日の時点で、山頂の気温は3~4℃だそう。麓でも、晴天ながら気温は8℃と厳しい冷え込みです。体を温めながらしばらく走ると、美しい川沿いの道にさしかかりました。

やがて進むにつれて、勾配が急になっていきます。視界が開けると雄大な景色が広がり、ステルヴィオ峠の頂と、そこに向かって登る九十九折の道が見えてきました。「これを登るのかよ」と、不安と高揚が入り混じった声を上げるケイマサさん。さらに山頂に近づくと、コーナーごとにカーブの残り個数をカウントする看板が立てられており、3人は残り7個、6個……と、カウントダウンをしながら、頂上へと近づいていきます。

絶景を一望するも、寒すぎて早々に下山開始
頂上の広場に到着すると、土産物屋が並び、様々な記念品が売られています。広場からさらに上に向かう山道を進むと、峰の一番上まで辿り着きました。周囲の山並みを見渡すことができ、山肌と空がコントラストを織り成す絶景が広がります。しかし寒さに耐えかねた3人は、長居をせず引き返すことに。

広場に戻ると、ソーセージとザウアークラウトを挟んだホットドッグを購入し、腹ごしらえ。食べ終わると早々に下山を開始しました。