ソトラバ

スズメだけじゃなかった!? 里地でひっそりと数を減らしている野鳥たちの生態を知る

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

オシャレなモノトーンが目印【イワツバメ】

春を知らせる鳥として有名なツバメは日本では5種類ほどが観察されますが、全体的に数を減らしているようです。

その中の一種であるイワツバメは全長14.5cmで、河川、農耕地、森林などで見られる小さめのツバメ。市街地でよく見かけるツバメは喉と顔に赤色が入り、濃い藍色のような翼と長い尾が特徴ですが、イワツバメは黒い羽と短い尾、腰に入る白い四角い模様が特徴です。年間の個体変化率は-12.15%と、今後が心配な数値が出ています。

ブルーの長い尾が特徴的【オナガ】

筆者の家の近くではむしろ増えていると思っていたので、あまりにも意外な結果に驚きましたが、それもそのはず、日本全体で見ると分布域を狭めていますが、東日本では個体数は増加の傾向にあるのこと。

しかし、今回の調査で一番減少率が高かったのがオナガで、年間の個体変化率は-14.15%と、かなり数を減らしています。

今回の調査では暗いニュースばかりでなく、調査実施団体等による調査結果の活用事例が増加したことや、調査結果が保全活動に活用されていることも報告されています。

気になった方はこれらの鳥を探しに出かけたり、もっと具体的にアクションしたい人は里山保全のためのボランティア活動に参加したりするのも一つの手です。また活動を行っている団体への寄付なども大きな貢献になるので、自分が参加しやすい方法を探してみて下さい。