ソトラバ

知らない人はすぐにマネすべき! 登山好きショップ店員が教える「お手軽湯たんぽ」の作り方とは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

  • 「お手軽湯たんぽ」をシュラフに入れる
  • 「お手軽湯たんぽ」を布でくるむ
  • ナルゲンのボトル
  • ナルゲンのボトルのキャップ部分
  • 「お手軽湯たんぽ」をシュラフに入れる
  • 石井スポーツの栗山大輔さん

寒暖差対策として大事なのは、いかに素早く暖を取れるかということです。寒さの残る季節、キャンプや登山に出かける場合は、手軽に暖まれる方法を用意しておく必要があります。

体を温めるためにカイロを携帯している人は多いかもしれませんが、カイロよりももっと大きなモノが欲しくなりませんか。そんなときにおすすめしたいのが、湯たんぽです。湯たんぽなら抱きかかえればとても暖かいですし、シュラフの中に入れれば快適に眠れるでしょう。

でも、湯たんぽはかさばるのがネックです。そこで、簡易な湯たんぽを作る方法があるそうなので、登山好きのショップ店員、石井スポーツの栗山大輔さんに教えていただきました。

耐熱ボトルを使って手軽に作れる

湯たんぽには、アウトドア向けの製品も発売されています。熱伝導率の高い素材を使っていたり、耐久性が重視されていたりとさまざまですが、その分、どうしても重くなり、収納スペースもとってしまいます。

オートキャンプなどクルマで出かけるなら荷物が増えてもあまり問題になりませんが、登山ではできるだけ荷物は減らしたいものです。「そんなとき、ボトルにお湯を入れれば、簡単に湯たんぽになります」と栗山さん。

「お手軽湯たんぽ」を布でくるむ

手順は実に簡単で、「バーナーでお湯を沸かして、沸騰したお湯を耐熱ボトルに入れて布などで包めば出来上がりです」(栗山さん)

熱湯を使うのでやけどには要注意

ここで注意しなければいけないのは、やけどです。沸騰したお湯を使うので、ボトルからこぼれたりすると危険ですから、きちんとした容器(ボトル)を使いたいところです。

「例えば、ナルゲン(Nalgene)のボトルはキャップ部分がしっかりと作られていて密閉性が高いので、お湯がこぼれる心配がありません。耐熱性、保温性にも優れています」(栗山さん)。容量は0.5Lや1Lなどがあって、本体色も実にカラフルに揃っているので、好みで選べるのも楽しいですね。

また、低温やけどにも注意が必要なので、使うときは必ず布を巻くなどして、肌に直接当たることのないようにしましょう。「タオルなどにくるんでシュラフに入れてしまえば、足元もしっかりと温まります」(栗山さん)。

気温にもよりますが、温かさはぎりぎり一晩持つかどうか、ということです。眠りにつくときに温かいことが大事なので、そこは問題なさそうです。