2004年にユネスコ世界遺産に登録された、和歌山県にある「熊野古道」。紀伊半島南部にある熊野三山を巡る参拝道で、古来より数多くの人が祈りを胸に巡礼した聖地です。「一度は訪れたい世界遺産」として有名ですが、一方で険しい山道を歩かなければならないルートもあり、踏破にはなかなか覚悟がいる場合も。
そこで今回は、「熊野古道へのアクセスが良好な和歌山のキャンプ場3選」をご紹介します。熊野三山を抱く紀伊半島の神秘的な自然の中で、ゆったりとキャンプが楽しめますよ。もちろん、熊野古道を巡る足がかりとしてもぴったりです。
【1】アイリスパークオートキャンプ場〜日本屈指の“とろみ度”を誇る温泉でゆったりリラックス
紀伊半島を横断する熊野古道の「中辺路(なかへち)」中間点にあるのが「アイリスパークオートキャンプ場(和歌山県田辺市)」です。日置川沿いにあり、バーベキューや川遊びを楽しめるのが魅力。予約時に申し出ていればペットの同伴も可能なので、一家総出でのキャンプにおすすめです。

テントサイトは川上と川下、不動テントサイトの3種類。川下テントサイトは繁忙期のみ利用可能なので注意が必要です。他にバンガローや別棟での宿泊も可能。キャンプ利用以外にも、民宿としても利用できます。
また、施設内にある温泉施設「女神の湯」は、日本屈指のとろみ度を誇る温泉。入浴だけのために利用することは当面できませんが、デイキャンプ以外のキャンプ利用者には入園料に温泉利用料が含まれています。朝6時から夜11時まで入浴できるので、好きなタイミングでゆったりと疲れを癒やせますね。
【アイリスパークオートキャンプ場】
■住所:和歌山県田辺市中辺路町近露128-1
■営業期間:通年
■URL:https://irispark.jp
■バードコール作りやシイタケ植菌などさまざまな体験を用意
【2】円満池公園オートキャンプ場〜バードコール作りやシイタケ植菌などさまざまな体験を用意
紀伊半島の東側、那智勝浦町にある「円満池公園オートキャンプ場(和歌山県東牟婁郡)」は、さまざまな体験メニューが楽しめるキャンプ場です。通年開催している「バードコール作り」や2~3月中旬まで楽しめる「シイタケ植菌体験」、夏にはプールが開かれ、ハロウィンイベントやクリスマス会も。訪れた人たちとワイワイ仲良くなれる、アットホームな雰囲気が魅力です。

熊野三山へのアクセスも良く、「熊野那智大社」へは40分、「熊野速玉大社」へは50分、「熊野本宮大社」へは1時間30分で行ける距離です。ほかにも周辺には「太地くじら博物館」や「那智の滝」、「串本海中公園」など見どころがたくさん。観光拠点としても使えるキャンプ場です。
オートサイトと「ドッグフリーサイト」はAC電源と水道が完備されており、電源なしの区画サイトでも別途料金にて電源を利用可能。コテージやログハウスもあるので、さまざまなキャンプスタイルや人数に対応できます。
【円満池公園オートキャンプ場】
■住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大野216
■営業期間:通年
■URL:https://www.zc.ztv.ne.jp/enmanji/