富士山周辺の観光名所である「富士五湖」。近年ではキャンプや釣りなど、さまざまなアウトドアレジャーが楽しめる場所としても大人気です。名前の通り富士山の周りにある5つの湖のことを指す富士五湖ですが、詳しくは知らない人も多いはず。そこで今回は、それぞれの湖が持つ特徴をご紹介しましょう。
まずは有名な河口湖から。観光地として広く知られ、湖畔沿いにはホテルや旅館などが多く並んでいます。また富士五湖唯一の島である、無人島の「うの島」があるのも特徴の1つ。「うの島」にはボートなどで上陸もできますよ。
富士五湖唯一の無人島がある河口湖
標高830mと富士五湖の中ではもっとも低い位置にある河口湖ですが、周辺距離は17.4kmと最長。桜や紅葉など、四季折々の美しい風景とともに湖面に映し出される「逆さ富士」は絶景です。定番の観光スポットとなっているほか、オオグチバス釣りでも有名で多くの釣り人で賑わっています。

神秘的な「ダイヤモンド富士」が望める山中湖
続いて紹介する山中湖も代表格。こちらは富士五湖の中でサイズがもっとも大きく、標高も982mともっとも高い位置にあります。湖の形が三日月形をしているため、「三日月湖」と呼ばれることも。

冬の富士山頂に太陽が重なる瞬間、ダイヤモンドのように輝く現象を「ダイヤモンド富士」と呼び、この絶景を見られるのが山中湖の特徴。美しい光景を収めようと多くのカメラマンや観光客が訪れます。
富士五湖でもっとも透明度の高い本栖湖
水深125mと富士五湖で一番の深さを誇る本栖湖は、透明度ももっとも高く神秘的な湖と言われています。また旧1000円札の裏面デザインである、逆さ富士のモデルが本栖湖。

湖近くに位置する中ノ倉峠展望台からは、お札のデザインと同じ本栖湖を望めます。冬はヒメマス釣りのメッカとしても有名。富士五湖の中では唯一アユが自然繁殖していますよ。