鷹匠になるにはライセンスが必須!?
猛禽はお肉が欲しいというモチベーションしかないそうで、撫でたりして可愛がる行為は無意味だそうです。施設にいる鳥たちは「小鳥のときに保護され長期間訓練した鳥であること」「ファルコナー(鷹匠)になるにはライセンスがいること」「タカを飛ばせる場所は限られているのでファルコナーはその近くに住まざるを得ないこと」「害鳥を追い払う仕事があること」など、なかなか興味深いお話を聞けました。ファルコナーになるには修業はもちろん、ライフスタイルを変える覚悟がいるのも納得です。
緊張しながら初めての鷹匠体験を終えて
いよいよハヤブサを手に乗せる体験です。革のグローブをして、ハヤブサを受け取ります。至近距離でちょっと緊張しましたが、居心地よく止まってもらうため手をなるべく安定させます。皆、順番にハヤブサを乗せて、慣れたところで小さく切った生肉を手に乗せられます。するとすかさずこっちに飛んできて、目の前でムシャムシャ。肉のおかげとはいえ、どこにでも飛んでいける鳥が自分のところに来るのは嬉しいものです。

アッという間に肉を平らげて、次の肉を見つけて別の人の手にどんどん飛び移ります。次から次に肉が置かれるので、何度もハヤブサを止まらせることができました。これをしながら、施設まで皆で仲良く歩いて帰りました。正味1時間ちょいのコースでしたが、天気もよく、ハヤブサと一緒に散歩した気分になれる、なかなか素敵な体験でした。