年明けからトランプが大統領に就任し、イーロン・マスクによる政府の効率化で、公務員の解雇や予算の凍結が推し進められています。ヨセミテの来園者は、ピークシーズンには50〜60万人に達しますが、人員カットに加え、夏の採用が凍結された現状では、まともな運営ができるかわからないため、キャンプ場などの予約ができない異常事態になっています。
スタニスラウス国有林でも人員カットがあり、ゴミの回収や清掃、消火活動などに手が回らなくなることが指摘されています。山火事の不安が増す夏になりそうです。
ウェスト・コースト・ファルコンリーで鷹匠体験
さて、少し前になりますが、鷹匠体験をしてきました。そのような体験ができるところはそれほど多くなく、一番近くにあるウエスト・コースト・ファルコンリーというところに行ってきました。この施設は、サクラメントの少し北にあるユバシティという町から東に向かい、山間の田舎道をしばらく走ったところにあります。

正直この体験前までは、タカとワシの違いをよく知りませんでした……。両方ともタカ科で、違いは大きさだけだそうです。タカは英語でホーク。ファルコンリーのファルコンはハヤブサ。ハヤブサはタカ科ではなくハヤブサ科。でもファルコンリーの日本語訳は鷹狩り……と、ややこしいですね。
SUZUKIの隼はビッグでも猛禽のハヤブサは小さかった
敷地に入ると、大きな網張りの小屋がいくつかあって、その中に猛禽たちがずらっと並んでいます。ハヤブサやタカだけでなく、大きなフクロウやミミズクもいます。スズキのバイクのイメージから、ハヤブサはさぞ大きい鳥だろうと想像していましたが、実際はぱっちり目でシュッとした小さめの鳥でした。一方ホークは、特有の迫力と存在感があります。

体験コースは色々ありましたが、ハヤブサのコースを選びました。先生が運ぶ二羽のハヤブサと一緒に、施設裏からトレイルを歩いて、山に囲まれた大きな平原に向かいます。最初にハヤブサが空に放たれ、先生が紐に重りをつけたものをぶんぶん回すと、それに向かってハヤブサが一直線に飛んできて、先生のすぐ脇をけっこうなスピードで通り過ぎ、広い空をぎゅーんと回ってまた戻ってきます。

ハヤブサの足には鈴がつけられているので、シャンシャン音がして、どこにいるかが分かるようになっています。ひとしきり飛ばして運動させた後のご褒美は生肉でした。