災害時の備えになるギア.02「ウォーカースクエアバックパック20」
世代を問わず、さまざまなシーンで使うことができ、モノの出し入れや整理しやすいボックス型のバックパックは大きく開くトップローディングのシングルコンパートメントが特徴。生地には軽量なナイロンを使い、学生や多くのモノを持ち運ぶユーザーにおすすめです。

「藤田さんのおすすめポイント」は、フルオープン仕様で子どもでも中のモノが取り出しやすく、撥水加工が施されているので雨の日の避難でも中身が濡れにくくなっています。バックパックは黒いシンプルなデザインのため、避難所でも目立ち過ぎず使いやすいアイテム。防災リュックを用意する時は、普段あまり使わなくなったリュックを防災用にするのがおすすめ。また、久しぶりに使用する際は、自然と中身を見直すタイミングが生まれ、定期的に備えをチェックすることにつながります。

また、避難といっても地震や津波のように今すぐ避難が必要な場合と、事前に台風が直撃すると分かっていて、荷物をまとめる時間があってから避難する場合とでは、状況が変わります。後者の場合は、普段使い慣れているリュックに荷物をつめて避難すると安心感もあってよいかと思います。防災のために特別なものを用意するのではなく、普段の暮らしのなかで自然に取り入れられるリュックを選ぶのが、長い目で見てもベストだと思います。
災害時の備えになるギア.03「アウトドアワゴン」
多くの荷物を楽に運べる簡単収束型ワゴンのアウトドアワゴン。もはやコールマンユーザーの定番ギアの一つでもあります。耐荷重約100kgを誇り、多くの荷物を一度に積むことができ、テント・チェア4脚・テーブル2卓など、キャンプに必要なアイテム一式が収まるだけの容量があります。また、大型のタイヤにより多少の段差や砂利道を気にすることなくスムーズかつラクに移動ができ、付属のフック付きラバーバンドでワゴン両サイドのDリングに固定すれば、積載した荷物のズレ落ちを防ぎ、安定した運搬が可能です。

「藤田さんのおすすめポイント」は、公園に行くときやフリーマーケットで荷物を運ぶときなど、普段の生活でもさまざまなシーンで使えます。それに加えて、防災のことを考えたときに、すごく便利な製品です。例えば、給水所に行くとき、段ボールにゴミ袋をセットしてワゴンに載せれば、そのまま水を運ぶことができます。スーツケースよりも転がしやすく、多少重くなっても引っ張って帰れるので、すごく実用的です。さらに、避難所などに向かう時は、リュックだけだと荷物の量が限られますが、ワゴンがあると多くの荷物をまとめて運べ、大きなタイヤでガタガタ道でも安定して運べます。防災グッズとしてもかなり優秀だと思います。

防災士・藤田実沙さんのアドバイスはいかがでしたでしょうか? いつ発生するかわからないからこそ普段から備えておくことが大切。この機会に、防災リュックの中身を改めてチェックしてみませんか!
【製品ページ】
■キャンピングミニラン
https://ec.coleman.co.jp/item/2218366.html
■ウォーカースクエアバックパック20
https://ec.coleman.co.jp/category/258/2213987.html
■アウトドアワゴン
https://ec.coleman.co.jp/category/210/2000021989.html【藤田実沙さんプロフィール(整理収納アドバイザー/防災士】
夫と中1、小5の息子、犬1匹と暮らす。大阪府北部地震をきっかけに防災を考え始め、暮らしになじむ備えの情報をInstagramで発信中。日本各地で防災講座を行い、オリジナルの防災ポーチをオンラインショップで販売。著書に「おしゃれ防災アイデア帖」「おうち防災アイデア」ほか