キャンプをはじめ、アウトドアには欠かせない絶対的な存在のテント。ひと言でテントといっても、お店の売り場にはさまざまなタイプの商品が並んでいます。購入の際にデザインや収容人数はチェックしても、意外と「素材」については見落としがちな部分ではないでしょうか。そこで今回は、テントに使用されている生地の特徴についてご紹介します。
代表的なのは「ポリエステル素材」
最もポピュラーかつ、素材としてイメージしやすいのがポリエステルかもしれません。軽くて薄く、速乾性があるため扱いやすいのが特徴です。価格が比較的リーズナブルなのも嬉しいところ。手に入れるハードルが低く組み立ても容易なので、初心者の方は女性のソロキャンプにはおすすめです。

ただしポリエステル素材は熱や火に弱く、火の粉などで穴が開く可能性も。バーベキューや焚き火を楽しむ場合には、注意が必要です。見た目についても他の生地と比べてテカっていて、やや安っぽい点が気になるという人も多いよう。
軽い「ナイロン」、強い「コットン」
続いてご紹介するナイロン素材は、ポリエステルよりもさらに軽いというメリットがあります。特に小さなお子様のいるご家庭などでは荷物が増えがちなので、少しでも持ち運びの負担は少ない方が嬉しいですよね。また、傷への耐久性があるのも大きなポイント。一方で高熱に弱く日焼けによる劣化も起きやすいという弱点があり、比較的値段が高いのもデメリットといえます。

コットンは重さがあり、汚れが落ちにくくカビやすいという特徴があるものの、長期キャンプなどに多く選ばれている素材。火や熱に強いだけでなく通気性も高く、過ごしやすいのが大きな魅力です。しっかりメンテナンスができる上級者向きとはいえ、自然素材特有のナチュラルな雰囲気がアウトドア気分を盛り上げてくれるに違いありません。