愛車の積載性を高めるルーフラック。各メーカーから様々なモデルが売られていますが、多く見られるのは「フラット式」「バスケット式」と呼ばれる2タイプになります。
今回はそれらの特徴を見ていくと同時に、愛知県に本社を構える2輪&4輪パーツメーカーから登場した「トランスフォーム式」なる新たなルーフラックの詳細と、周辺アイテムを紹介します。
「フラット式」と「バスケット式」それぞれの特徴とは
長きに渡りバイクや自動車関連の製品を取り扱っているプロトが、アウトドア事業として展開するのが「プロトアウトドアーズ」です。幅広いラインアップを誇りますが、今回注目したのが『3D U ACE(スリーディーユーエース)』の「トランスフォーミング カールーフバスケット」です。
いわゆるルーフラックには大きく分けると「フラットタイプ」と「バスケットタイプ」の2種類があり、どちらを選ぶかで迷うことが多く、それぞれにメリットとデメリットがあります。
そこで、まずはその主な特徴を以下に挙げてみました。
【フラットタイプ】
- スッキリしてカッコいい
- 脚立などの長尺ものが積載できる
- バスケットタイプに比べて全高を低くできる
- 風切り音が抑えられる
【バスケットタイプ】
- 荷物をたくさん積みやすい
- 荷物を積載したときの安定感がある
- 収納用のボックスなどを積みやすい
結局のところユーザーの使い方次第で一長一短ありますが、「このどちらも譲れない!」という、欲張りユーザーに注目してほしいのがこのアイテム。その名のとおり、バスケットタイプにもフラットタイプにもなる2WAY方式を採用。それによりそれぞれのいいとこ取りができるのです。

気になるその変身方法を見ていくと、フラットスタイルとバスケットスタイルの変更が前後のバーを引き上げて固定するだけと簡単。そのため、例えば街乗りではフラットにして、キャンプやレジャーに出かけるときはバスケットにといった使い方ができます。なお、この画期的な機構は世界13カ国で特許を取得済み。
フラット状態なら、製品自体の高さはわずか3cmなので(ベースキャリアの高さは含まない)、高さ制限が設けられている立体駐車場などでは有利になることも。またラックの表面にはダブル電着コート塗装が施されており、耐久性と高級感を兼ね備えているのも特徴です。

サイズはM(長さ136cm×幅73.5cm/重量15kg)とL(長さ136cm×幅108.5cm/重量16.4kg)の2タイプを設定。カラーは3色(ブラック / レンジャーグリーン / コヨーテブラウン)をラインアップ。なお、いずれのサイズも耐荷重は75kgとなります。
取り付けの際には車種に応じたベースキャリアが別途必要になりますが、幅広いベースキャリアバーに適合しているのはうれしい限り。気になる価格はMサイズが4万7,850円、Lサイズが5万3,350円。この機能性を考慮すれば高くない価格と言えそうです。