コンパクトモデルながらも居住性は抜群
このエリバツーリング310は、全長5060mm×全幅2000mm×全高2270mm、車両重量830kgとなり、シリーズのなかでは最もコンパクトなモデルですが、使用時にはルーフをポップアップすることで、室内高を拡大することができ、想像以上に快適な居住空間が広がります。
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3名が余裕で就寝することができるベッドスペースとリビングスペースはコンパクトではあるものの、長期滞在でも十分に寛げる空間に仕上がっています。キッチンには2バーナーコンロとシンクを備え、ソフトクロージャー付きのキャビネットや収納、81Lの容量を持つ冷蔵庫などが標準装備されているのも魅力の一つです。
自宅の敷地内に置けば隠れ家的な離れになる
日本でのキャンピングカーは車両と居住スペースが一体化した、ハイエースやフィアット・デュカトをベースにしたバンコンバージョンが中心ですが、クルマと居住空間を切り離せるトレーラーは日常と非日常をしっかり使い分けることができる魅力的な存在になるはず。
同モデルは駐車場に駐めた状態でも別荘感覚で使用することができるメリットもあり、キャンプに出かけないときは子供部屋や趣味専用の離れとして使えるのも美点です。
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なおエリバツーリングは、ボディサイズ別に300 / 400 / 500シリーズがラインアップされているので、用途に合わせて選ぶことが可能です。今回の取材車両である「エリバツーリング310」の価格は669万9000円(税込)となり、コンパクトでありながらもトレーラーとして公道を走る場合には、牽引免許(車両重量が750kgを超える車両)が必須になることをお忘れなく!