ソトラバ

「湯船つきハイエース」で芯まで温まる! 車中泊もできるウッディな車内が超オシャレ

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

ウッド仕上げの内装は原状復帰もスピーディ

ハイエースの作り込みも注目です。内装は建築のノウハウを持つかじしんさんがイチから製作。天井は付き合いのある建具屋さんに依頼して、まっすぐに切り出した木材を使用。「ホームセンターで売られているカット済みの木材は、まっすぐに見えて微妙なゆがみがあり、並べた時にできる隙間が気になるから使っていませんでした」。

また運転席と助手席を仕切るパーテーション、歯磨き用の洗面台を埋め込んだ収納スペースもD.I.Y。これらは下地と断熱を兼ね備えたパネルにビス留めをしており、脱着しやすいようにしているのがポイント。車体には穴を開けておらず、万が一クルマを売却する時は簡単にノーマル状態に戻すことができます。

ベッドキットもD.I.Y。高さがポイントで、食事をとるときのテーブルとしても活用しています。またベッド部分は脱着式で、シーズンに合わせてフロアに敷いて寝ることもあるそうです。

ベッドの横に設置したロッドホルダーはディスプレイとしても効果的。改めて見ると、内装は余計な装飾をせず、ウッドの風合いを生かしてシンプルに仕上げていることが分かります。「パッと見のスッキリさを重視。極力シンプルに、さり気なく緑があるくらいがちょうどいいです」。なお汚れたらすぐに張り替えられるように、フロアは木材を使わなかったのもひそかなこだわり。

ハイエースは外装もアウトドア仕様にリメイク。ボディはジープに使われるベージュカラーでオールペンをして、バンパーはザラッとした質感のブラックでペイントすることでオフロード車のような雰囲気を演出。

またルーフには300Wのソーラーパネルを設置して、車内のリチウムイオンバッテリーに充電。別でポータブル電源を用意していますが、携帯電話の充電など電力の消費が少ない場合はこのバッテリーで十分まかなえるそうです。

なお、かじしんさんは自身のYouTube「かじしんch」を開設して、趣味の釣りやキャンプの模様を配信しています。そちらもぜひチェックしてみては?