山好きで体力があれば初めてでも歩荷に挑戦できる
かつては多くの地方で見られたという歩荷は、交通手段の発達や人件費の高騰などで次第に減少していきました。現在では、山小屋などの直接クルマで運搬できない場所のみで活躍するように。しかし山小屋もヘリコプターでの運搬が可能になった地域も多く、歩荷専門の人が恒常的に活動しているのは、現在は尾瀬の尾瀬ヶ原地区と白馬岳の火山期のみとのこと。
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ちなみに日本青年歩荷隊という組織では歩荷を募集しており、日当は10000円から。初めての人でも挑戦することが可能で、メンバーの中には登山のトレーニングとして歩荷をしているという人も。小石の袋詰を背負って挑む「ボッカ駅伝」というユニークな山岳競技もあるようなので、山が好きで体力に自信のある人はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。