近年、アメリカで人気を集めている「ピックルボール」。テニス、バドミントン、卓球の要素を組み合わせたスポーツで、世代を問わず楽しめることが特徴です。初心者でもすぐにラリーができる簡単さや、家族や友人と気軽にプレーできる点も人気を支える理由のひとつ。そこで今回は、人気急上昇中の「ピックルボール」についてご紹介します。
「ピックルボール」の特徴とは?
バドミントンコートと同じ広さのコートでおこなわれるピックルボール。使用するボールはプラスチック製で、穴があいているため風の抵抗を受けるのが特徴です。
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ラケットは「パドル」と呼ばれる卓球ラケットより少し大きめのものを使い、ネット越しにボールを打ち合います。シングルとダブルスの両方の形式がありますが、ピックルボールではダブルスが主流。ちなみに、ポイントはサーブ権があるときにしか入りません。
ピックルボールの最大の魅力は、その簡単さ。強く打ってもスピードが自然と抑えられるので、1時間ほどのレッスンを受けるだけでラリーができるようになります。年齢や運動経験など関係なく、誰でも気軽に始められるでしょう。実際、シニアから子どもまで幅広い世代が一緒に楽しんでいます。
急成長するピックルボールの競技人口
アメリカではここ数年でピックルボールの人気が急上昇し、多くの人に親しまれています。昨年にはニューヨークのセントラルパークに、ピックルボール専用コートを14面も新設。冬にはスケートリンクに変わってしまいますが、シーズン中には大勢のプレイヤーが集まる場所になりました。
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2021年にはMLP(メジャーリーグピックルボール)が創設されるなど、注目度は抜群。競技人口も急増しており、現在では約1360万人もの人がピックルボールを楽しんでいると言われています。