連続アップダウンで脚にストレス、踏破の喜びもひとしお
多峰主山で飯能駅方面に戻るのもよしですが、どうせなら人気のアニメルートを辿ってみましょう。ただし、この多峰主山の先から「サメの歯」のアップダウンが脚を襲います。まずは標高320mの大黒山の坂を昇ります。一度大きく下り車道の永田台通りに合流し、横手から竃門山登山口から久須美坂に踏み入ります。
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住宅街に沿うように走る里山尾根を登り、登山道が交差する久須美ケルンと呼ばれるポイントから北西に向かいます。東峠で一度舗装路の林道に合流し、天覚山の指示標に従って再度山に踏み入ります。
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アップダウンの連続に脚がストレスを感じ始めます。そしてロープ場の急登は標高446mの天覚山に行き当たります。天覚山頂はお世辞にも広いとは言えませんが、副都心方面に眺望は開けています。
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天覚山からは東吾野駅へ下山します。この下りもなかなかにハード。天覧山下のバス停から東吾野駅まで10kmに及ぶ距離で累積標高は約800mを優に超えます。標高200mに満たない天覧山からスタートした低山アルプスの落とし穴とも言えますが、踏破すれば喜びもひとしおです。侮るのはもってのほかではありますが、秋後半から春先までの長時間ハイクは眺望も楽しめる絶好のコースと言えますね。
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