ソトラバ

登山中の「行動食」で注意すべき事とは? 腐敗や凍結リスクがある食べ物とその保存方法とは【変質リスクを避ける】

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

寒い季節は身体を温めるものを

逆に、寒さが厳しい季節には、温かい食べ物が欲しくなります。山で食べるラーメンが最高! という人も少なくありません。ただ、寒い季節には、保温ボトルでお湯を持っていっても、お湯がさめてしまいがち。保温力の高さをうたっているものでも、カップ麺にはちょっと力不足な感じがすることが多いのではないでしょうか。

対策としては、お湯を入れる前に、一度熱湯でボトルの内部を温めるとかなり保温力が上がります。

筆者は、沸騰させたお湯をいったん保温ボトルに入れて、もう一度湯沸かしポットに戻して再沸騰させてから入れ直しています。かなり保温力が上がりますが、ボトルに注ぐとき、火傷をしないよう注意してください。あとは、カップにお湯を注いだ後、コジ―(保温カバー)でカップそのものを保温することで、ある程度の温度をキープできます。

ところで筆者は、寒さが厳しい季節には短時間で休憩を切り上げたいので、カップ麺はチョイスしません。3分間待っている間に身体が冷えるからです。代わりに、マグカップで作るスープや味噌汁、フレーバーティー、カフェオレなど、お湯に溶かして飲むタイプの飲み物をチョイス。マグヌードルのようなミニラーメンも、カップ麺よりは素早くできます。

休憩のたびごとに、違う味のものをいろいろ味わえるので楽しいです。ポタージュスープなどだと、それなりにカロリーも摂れるので、ほかの行動食を減らすこともできます。

ホットドリンクって、なにかホッとできますよね。保温ボトルは、冷たいものにも熱いものにも使えるので、季節に合わせて活用してみてください。