日本三大民間薬の苦ーい薬草【センブリ】
ゲンノショウコ、ドクダミと並び、日本の三大民間薬の一つとされているセンブリは、煎じて飲むと非常に苦いことから、「千回振出してもまだ苦い」と言われるほどで、その名がついた山野草です。北海道西南部、本州、四国、九州にかけて分布し、日当たりが良い山林や、草原で小さな白い花を星形に咲かせます。昨今開発などにより数を減らしています。

開花時期は8月〜11月頃です、色違いの「ムラサキセンブリ」もインスタで大変人気があります。

平安時代から好まれてきた凛とした佇まい【リンドウ】
9〜11月頃まで咲くリンドウは、秋の代表的な花の一つとして有名ですが、平安時代から好まれてきたリンドウは、本州、四国、九州に分布し日当たりの良い山野や草原に生えています。ガーデニングの世界でも人気のため改良され、多くの品種が出ています。

全く大きさの異なる春咲きの下の写真のハルリンドウや、フデリンソウがありますが、秋咲きのリンドウの方が色が濃く、花も大きく青紫色が鮮やかです。

近年は気候変動の影響で、花の開花など季節の変化が少しずつずれてきているように感じます。今の内にさまざまな形で美しさを残しておくために、季節に咲く花を観察したり写真に撮ったりして、ソトに出かけて自然の移り変わりを肌で感じて見て下さい。