小学生の息子と、都心からも近い「御岳山」に登りにいくことにしました。御岳山は頂上に「御岳神社」があり、その標高は929m。標高800mを越える地点までケーブルカーで行けるので、いつも登山者や参拝客で賑わっている山です。
そんな御岳山の見どころのひとつが「ロックガーデン」。今回は、そんな御岳山に出向いたときの様子をご紹介します。
いよいよ冒険気分で楽しい沢渡りが始まる
天狗岩を後にしてぐんぐんと進んでいくと、突如ぱっと開けた沢に出ました。「これこれ! 私が求めていたものは!」と、大はしゃぎの私。でも、これはまだ序の口だったのです……。ここで少し休憩をして、水に手を浸したり、涼しい風にあたったりして過ごします。
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苔から生える可愛いお花も発見
お花を撮影していると、「行くよー」と息子。おいおい、「やっと沢に出たのだから堪能させてー」という私の声も聞かずに行ってしまう……。何をそんなに急いでいるんだ……と思いながらも渋々ついていく私。
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ここからは、基本的に沢沿いを歩き、ときどき沢の間を縫うように岩と岩を渡ったりして進んでいきます。勾配はそれほどキツくなく、緩やかな道のりが続く。
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念願のロックガーデンへ到着
どんどんと山深くなり、ずっと沢沿いを歩いて行きます。小さいながらも苔むした岩がゴロゴロと転がり、木漏れ日が差し、綺麗な風景が続きます。沢の風景を録画して癒されている人もいました。
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そしていよいよ! ロックガーデンに到着です。大きな岩がどっしりとたたずみ、長い間そこにいた様子が見て取れます。

これだけたくさんの人が訪れているのに、この景観が保たれているのは驚きです!
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息子は足場の不自由さを楽しみながらどんどんと行ってしまうので、長い間立ち止まってロックガーデンを楽しむ余裕は私にはありませんでしたが、たびたび数秒立ち止まって、自然のエネルギーを充電するように過ごし、日頃の疲れを癒しました。
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そして、私はゼーゼーしながら、息子は平気な顔をして、休憩所にたどり着きました。ランチは、行動食のために持ってきた菓子パンと、おにぎり。川で手を洗って、なんとも贅沢なランチです。
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ここには、トイレもあります。風向きによって匂いが回ってくるので、トイレから少し離れたところでレジャーシートや携帯クッションなどを敷いて座るのがよいみたい。チェアを持ってきて、川のそばでゆったりと寛ぐ家族もいました。
まだまだ続く御岳山の恩恵です
腹ごしらえが完了すると、すぐに「出発する」と言い出す息子。歩くのがよっぽど楽しいらしい! その後も、奇岩に囲まれた道のりを進みます。これまできた道よりも、急な岩の階段や険しめの道のりが続きますが、一歩一歩進めば危なくはないです。
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そして、ロックガーデンを後にすると第二目的地の「綾瀬の滝」に到着! 滝が現れた瞬間、息子からは「わぁ……」というため息のような声が! 「景色」よりも「前に進みたい」息子も足を止めます。どこか神聖な雰囲気の滝でした。滝に手を合わせて……。先へと進みます。

もう一つある途中の休憩所で、おやつを食べることに。二人で止まって休んでいると、何やらオフロードバイクに乗った救助隊らしき人達が次々とやってきました。
初心者OKの山でも、きちんとした装備を
帰り道にすれ違ったのですが、年配の男性がオフロードバイクの後ろに乗って救助されていました。その方とは、ここまで来る途中で何回かすれ違ったのですが、靴は革靴で、写真を撮りに来ていた様子。ケーブルカーに乗る時から、「革靴で大丈夫かしら?」と思っていたのですが、案の定、救助が必要になったようです。詳しい理由は知りませんが……。ロックガーデンに来るならせめてハイキングシューズ、できればトレッキングシューズをおすすめします。
帰り道の上空では、ヘリコプターがぐるぐる回っていて、他にも救助が必要な方がいるようでした。大変だなあ……。