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「重いハズなのにナゼか軽い」! アウトドアや旅行で試したい「荷物運びの裏技」

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


週末のアクティビティや冬キャンプ用に、新しく備品を買い揃えたという方にぜひオススメしたい収納術。というのも、荷物をまとめてから気づくのが「重量」の問題。せっかくの楽しい旅行も、重たい思いをしながら移動するのは大変ですよね。そこで今回は、重い荷物を少しでも軽く感じる裏技や楽に運ぶ方法をご紹介します。

荷物は「重心」の位置がポイントだった

旅行のお供にキャリーケースを選んだ場合、着替えなどをぎっしり詰めこんでもキャスターがあるのでスイスイと運べます。一方リュックサックはある程度の荷物を入れられて移動にも便利ですが、荷物を詰めこみすぎると肩への負担が増大して大変ですよね。

そんな時に意識してほしいのが、リュックサック内の荷物の配置です。肩への負担を軽減するためにはリュックサックの重心を上げる必要があり、「軽いものを下・重いものを上」に入れるのがポイント。それだけでリュックサックが軽くなった印象を受けるはずです。

リュックに荷物を入れているカット

なおこの方法は警視庁公式サイトのお墨付き。ただ、重心を高くしすぎてしまうとバランスが崩れやすくなるため、「重いものは背中側かつ肩甲骨から肩辺りになるよう入れるのがいい」ともアドバイスしてくれています。

また同じページに「荷物を重ねて運ぶ方法」も掲載されていて、こちらもリュックサックと同様に軽い荷物を下・重い荷物を上にして重心を上げればOK。アウトドアに限らず、荷物のちょっとした移動や引っ越し作業時などの場面でも試してみてください。

リュックサックの肩ひもは「短く」が鉄則

リュックサックに荷物を詰め終えたら、次に重要なのが「肩ひも」の長さ。いくら重心を上側にしても、肩ひもが不必要に長いとリュックサックが下がってしまい、結局は肩に負担がかかったり体が前傾姿勢になって疲れやすくなります。肩ひもを短くすることで体に密着させ、肩・背中・腰にバランスよく荷重を分散させて負担を和らげましょう。

リュックの肩ひも位置の解説用画像

また、あると便利なのが肩ひも同士を胸の前で固定する「チェストストラップ」。重い荷物を背負って移動する際は、リュックサックをなるべく揺らさないことが負担軽減につながります。その点チェストストラップがあれば荷物の揺れを抑えることができ、肩ひもが肩からズレてしまう心配もありません。

チェストストラップつきバックパック

後付けで取りつけられるチェストストラップも販売されているので、「手持ちのリュックについていないから」と諦めずにぜひチェックを。