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ターゲットはわずか3cm? 知ってるようで知らない多彩なスカイダイビング競技の魅力とは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


スリリングなアクティビティとして人気のスカイダイビング。「人生で一度は空を飛んでみたい」と、勇気を出してチャレンジしたことがある方もいると思います。初心者でも体験できるスカイダイビングですが、実は「パラシューティング」として競技化されていました。今回は、ただ飛び降りるだけではない、知られざるパラシューティングの世界を覗いてみましょう。

わずか3cmの目標を目指して降下する「アキュラシー」

スカイダイビングがスポーツとして認識され始めたのは1948年頃。当時は降下するのみでしたが、現在はパラシュートを開いてから競う競技と、パラシュートを開く前に空中でおこなうエアワークとに大別されています。

個人種目から団体種目まで様々な種目がありますが、なかでも原始的な種目といえるのが、英語で「正確さ」を意味する「アキュラシー」。その名の通り、上空から降下して、地上にある直径3cmの目標にいかに近づけるかを競います。派手さはないかもしれませんが、一人で正確に降下する技術が要求される、難易度の高い種目です。

複数人で息を合わせる「フォーメーションスカイダイビング」

次に紹介するのは、世界中に競技者がいる団体種目の「フォーメーションスカイダイビング」。パラシューティングの中では最も認知度が高く、テレビで見たことがある方もいるでしょう。チームで一斉に飛び降りると、空中で手や足を繋いでフォーメーションを作り、その正確さやスピードを競います。

なお、チームの人数によって種目が分かれており、4人組は「4WAY」、8人組は「8WAY」と呼ばれます。審査では、チームと同時に飛び降りたカメラマンが撮影した空中映像を採点。そのため、カメラマンもチームの一員として高い技術が要求されます。