西谷富士を背にして富士山と東海道新幹線をダブル
境内は平均的な街の神社の広さかと思いますが、本堂真横には西谷富士と命名される富士塚が並びます。本堂と肩を並べる富士塚です。
この富士塚は多くの祭神に囲われています。浅間神社、山王社、大六天社、歳神に加え、富士山にふさわしい小御嶽神社などです。同神社がパワースポットといわれる所以かもしれませんね。
そして富士塚には登り立つことができ、塚頂上には木花咲耶姫命が祀られています。塚から西を見やれば丹沢山塊の大山の背後に秀麗富士山を見ることができます。
富士山のビュースポットとしては境内側に展望利用できるベンチが置かれています。なるほど、住宅街なので富士塚からだと電線が横切りますが、このベンチ前からだと電線をかろうじて避けることができます。そして先述したロケーションが威力を発揮します。
東海道新幹線が横切ります。白の車体にブルーのライン。そして富士山。どこかで注目されたカラーコーデに加え、新幹線と富士山の日本を代表するブランドの2トップを同時に見ることができます。新幹線の最寄駅となる新横浜発東京行きの登り電車と、東京駅発新大阪行きの下りが頻繁に行き交うので、シャッターチャンスはそこそこあります。
また富士山神社からの夕景も見ごたえあるとか。シルエット富士と新幹線。背景色は茜色。ロマンチックですね。富士山神社は全国に幾社かありますが、この西谷富士の富士山神社は富士山と新幹線の取り合わせだけでなく、お詣りも同時にできる数少ないスポットだと思います。