日産キャラバン専門プロショップの「Body Line（ボディライン）」は、キャラバンのカスタムシーンをリードするトップブランドの一つです。東京オートサロン2025の出展ブースには軽四トールワゴンのクリッパーとNV200の2台の車両を展示。じっくり見てみると、クリッパーはキャラバンを二回りほど小さくしたミニチュア版のような、遊び心溢れる1台に仕上がっていました。

ベージュ系の塗装色「利休」がアウトドアで映える

まず目を引くのがボディカラーです。このベージュは日産純正色の「利休（リキュウ・PM・特別塗装色）」というそうで、ベース車両はクリッパーGXガソリン2WDをベースにコンプリーカーに仕立てられています。そのメニューはオリジナルベッドキットの搭載をはじめ、内外装のオプションパーツ追加により、シンプルに車中泊やデイキャンプなどのアウトドアを楽しむことを優先としたコンプリートカーです。

ベッドキットは5分割式が採用され、2列目シートを畳むことで十分な居住空間を確保。ボディラインならではの高さ調節機能付きとなっているため、就寝時のベッドキット下のスペースから、キャンプ時のテーブル下スペースまで幅広く活用できます。

その他、オプション仕様のキャビンにはオリジナルシートカバーを筆頭に電源キットや外部電源引き込みコンセント、アクセサリーソケット増設などのメニューをラインアップ。

エクステリアではオリジナルのルーフキャリアとFIAMMAサイドオーニング、足元にはMID H12 14インチホイール＆タイヤセットを装着。左右でカラーチェンジしているのも見逃せません。

遊び心が詰まったクリッパー＆NV200バネット

シンプルなシステムですが、自分らしさを訴求するアップデートの楽しみ方を託されたような、やる気を起こさせるカスタム内容がズラリ。例えば展示された「CARAVAN MINI（キャラバン・ミニ）」のリアクオーターガラスにはモールシステムがインストールされ、外遊びフリークのアソビ心を刺激する装備が充実。使い勝手に合わせてシステムアップすることができます。

同時に展示されたNV200ベースのコンプリートカーは「CARAVAN Jr.（キャラバン・ジュニア）」のネーミング。キャラバンほど大きくはありませんが、トヨタNV200バネットのボディサイズは5ナンバーの枠内に収まり、普段のお買い物からアウトドアエクスプレスとしてフレキシブルに活躍してくれそうです。

みなみに日産純正の車中泊仕様車として「NV200バネット MYROOM」がリリースされており、キャラバンより一回り小ぶりなボディサイズながら、満足度の高いアウトドアトリップを叶えてくれます。

なおボディラインでは、コンプリートカーとして「CARAVAN MINI」と同じ利休カラーのボディ色に跳ね上げ式ベッドキット、オリジナルウッドフロアパネルやシートカバー、電源、室内ルーフキャリアなどの装備により魅力をグッとアップデート。

またエクステリアではルーフキャリアとサイドオーニングをマウントし、純正ホイールを利休（ベージュ）とブラックで左右別カラーに塗り分けることで、足元をより個性的に押し出した仕様となってします。

予てから日産車を得意とするボディラインの2台のコンパクトなコンプリートは、キャラバンにはない取り回しの良さを前面に打ち出しながら、アウトドアライフを充実させることができる注目モデルの1台といえるのではないでしょうか。