トヨタ・ハイエースをベースにオリジナルの丸目換装キットでフェイスチェンジした、80年代テイスト漂うフロントマスクが人気のコンプリートカーを展開するAMJが東京オートサロン2025に降臨。新たに2タイプの新作を投入しました。アウトドアはもちろんのこと、街中でも映えるスタイリングは間違いなくオーナーのアウトドアライフをさらに充実させてくれるはずです。
世界を席巻したヴァナゴンとハイエースをミックス
かつてハイエースと肩を並べるほど、世界中の大陸を踏みしめた商用バンがありました。VW-T3、通称ヴァナゴンです。角ばったフォルムはどこか愛らしくもあり、一方でアウトドアファンやバンマニアの格好のカスタムモデルとしても愛され、バンカスタマーの憧れのモデルでもありました。
その独特なルックスはレトロではありますが、例えば現代のミニバンに見ることができる先鋭的なデザインにはないレトロなイメージが、新しいスタイルとして響いてくるのも確か。そのレトロムードをフロントフェイスに落とし込み、世界各国の大陸を走破するハイエースの質実剛健な性能を組み合わせた新感覚のバンライフを提案。それがAMJブースに並ぶ2台のヴァナス(※ヴァナスはVANACE、AMJ独自のモデル名)です。
T3史をなぞるタイプⅠと南アフリカ仕様のタイプⅡ
展示車両はシリーズ3モデル展開のうち、タイプⅠとタイプⅡの2台。片側シングル丸目が前者で、丸目2灯がタイプⅡです。ちなみにタイプⅢは片側シングル角目フェイスとなります。
丸目シングルのタイプⅠは、T3デビューの当初から片側丸目シングルのヴァナゴンフェイス。’79年〜’85年まで生産されたモデルをオマージュしたもので、もっともベーシックなスタイルになります。ヘッドライト形状に合わせてグリルデザインもオリジナルでカスタムされています。優しさ溢れるルックスは、アウトドアシーンだけでなくストリートでも際立つ存在です。