低山とは思えない贅沢な眺望を独り占め
山頂は、うっそうとした樹林に覆われた森になっていますが、西側に向かって眺望が開けています。北西には姫路城があり、その周辺が姫路の市街地の中心部です。北側には増位山や広嶺山、『ラストサムライ』や『軍師官兵衛』のロケ地となった書写山も見えます。
山頂からさらに北へ進むと、北側の眺望に開けたところがあります。ここからも、「白鷺城」の別名がある世界遺産で国宝の姫路城の姿が見えます。山頂から見るより少しだけ近いです。
山上エリアには磐座と思われる巨石などもあり、古代から信仰されてきた場所だったようです。
甲山のすぐ東側には、「灘のけんか祭り」で有名な「松原八幡宮」の御旅所がある「御旅山」があり、以前はそちらへ向かう道が整備されていたのですが……。
一年ぶりに来てみたら、道が完全に消失……。整備放棄されているのでしょうか。「たしかこのあたりが道だったはず」というあたりを藪漕ぎで突破したのですが、完全に踏み跡は消えてました。低山の植生の旺盛さはハンパないです。しばらく草刈りをせずに放置すると、あっという間に道などなくなってしまいます。
御旅山 短い距離ながら、想定外の藪漕ぎを強いられて、疲労困憊。なんとか下山できたので、次は隣の御旅山へ登ることにします。