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県内最大級の前方後円墳からの絶景にため息! 秋は紅葉に魅せられる「紀伊風土記の丘」三世代プチハイキング

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

適度な起伏で歩きやすい道

岩肌が露出した足場があったり、古墳の墳丘を見ようと脇道にそれるとセンダン草の種子(いわゆる、ひっつき虫)が付いたりもしましたが、メインのコースは歩きやすい道です。

岩肌の露出した道
センダン草がついた足

母いわく「アップダウンが適度にあってちょうどいいから、上級者向けの登山に出る前に予行練習がてら歩く人も多いらしいよ。それに、早朝の散歩も多いみたい」。

私が誘うハイキングの際はいつもトレッキングポールは持参せず、道端に落ちている枝を杖代わりにしがちな母。いつの間にか、息子にもその技を伝授していました。おかげで後日、息子は家で長ネギまで杖代わりに………。

杖を持つ息子

そうこうしているうちに見えてきました、休憩所。コース内には3等分の間隔でトイレ付きの休憩所が設けられているため、これで自分たちが約3分の1まで進んだことがわかります。

休憩所に続く道

和歌山県で最大級の前方後円墳

これまで紀伊風土記の丘を1周したことは何度もありました。ですが、トイレを済ませた後は、いつもそのままコースを前進していました。

しかし、改めて地図を見てみると、休憩所の右手に大きな古墳のマーク。県内最大級となる全長約105mの前方後円墳「大日山35号墳」があると知り、寄り道することにしました。

大日山35号墳に向かう2人
墳丘の階段を上がる息子

こんもりとした墳丘にのぼると、目の前には予想外の絶景! 北は和歌山市から岩出市方面までが一望でき、南には白浜方面に伸びる高速道路が見え、まるでジオラマのようでした。

大日山35号墳後方部からの景色

石室は非公開でしたが、古墳は内部の見学が醍醐味だと思い込んでいた私は、墳丘からの眺望に驚きっぱなし。母も「こんな景色があるとは知らなかった~!」と歓喜していました。

なんだかゴールのムードが漂いましたが、道はまだまだ続きます。むしろ和歌山が誇る古墳の密集地としてはここからが本番です。この続きは、また別記事で。

【データ】
■和歌山県立紀伊風土記の丘
住所:和歌山県和歌山市岩橋1411