冬のキャンパーを悩ませるものといえば、やっぱり「寒さ」ですよね。十分に防寒対策をしなければ、キャンプを楽しむ余裕もなくなってしまいます。さまざまな防寒グッズが販売されていますが、手頃かつ簡単に暖をとれるアイテムとして人気なのが「湯たんぽ」。
湯たんぽといえば昭和の防寒グッズというイメージがありますが、プラスチック製から電気式まで、さまざまな種類の湯たんぽが登場しています。どのような湯たんぽがキャンプに適しているのか、詳しく見ていきましょう。
温かさ重視なら「金属製湯たんぽ」
まず紹介するのが、昔からあるトタン製のもの。トタン製湯たんぽの魅力は何といっても金属製の中では安価かつ耐久性が高いことです。金属の無骨な見た目もかっこよく、冷めてしまっても直火で温め直せる製品が多いなど、アウトドアには最適でしょう。
しかし、トタン製湯たんぽにはサビや衝撃に弱いというデメリットも。ステンレスであればやや値段は高くなるものの、サビや衝撃に強く、トタン製と同じく直火が可能な製品もあります。
金属製にこだわるのであれば、ステンレスよりもさらに値段が高い純銅製もおすすめ。純銅製の魅力は耐久性の高さや直火はもちろん、天然の抗菌・消臭能力、使っていくうちに色合いに味わいが出る点です。自分だけの特別な湯たんぽを育てるのも楽しいのではないでしょうか。
値段・手軽さ重視なら「プラスチックorシリコン製湯たんぽ」
とにかく軽さを重視するなら、プラスチックやシリコン製の湯たんぽがおすすめです。熱伝導の高さは金属製には劣るものの、お手入れの手軽さや家族で1つずつ使いたい際にはプラスチック製が最適。安価なものが多いため、家族で複数個用意したい際に役立ちます。
荷物をできるだけコンパクトにしたい人は、お湯を抜くと小さくなるシリコン製が重宝するでしょう。柔らかい素材なので、冷えやすい足先やお腹にもぴったりと密着。ピンポイントでしっかりと温めることができます。