2024年12月14日(土)、15日(日)の2日間、神奈川県平塚市の「THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA」(ジ アウトレット湘南平塚)で、「第57回 関東キャンピングカー商談会ジ・アウトレット湘南平塚」が開催されました。
関東キャンピングカー振興会が主催する同イベントには、キャンピングカービルダーなど17社が参加し、31台の車両が展示されました。そこでソトラバ編集部は現地へ駆けつけ、憧れのキャンピングカーのなかから選りすぐりのモデルをレポートしたいと思います。
確かな技術と工夫を凝縮した快適な居住空間を実現
最初に注目したのがキャンピングカーのプロショップとして注目を集めるFRIENDLYからリリースされる軽キャンパー「CAMEL」。ベース車両には定評のスズキ・エブリイバンが使用され、全長3395mm×全幅1475mm×全高1895mmというコンパクトなサイズのなかに技術と工夫が凝縮されていました。
まず、驚いたポイントは天井、ドア、内張りを外し、各所に徹底的な防音・断熱加工を施していること。市販の軽ワンボックスではコストを抑えるため、防音・断熱が疎かになっていることは否めない事実。しかし、FRIENDLYでは車両の特性をしっかりと分析し、ネガティブな部分である防音・断熱の甘さを補っているとのこと。
夏の暑さと冬の寒さ対策を両立する防音・断熱を採用
使用される素材には住宅用建材として用いられるアルミの5層断熱材とパーフェクトバリアと呼ばれるフェルト系の素材をサンドイッチすることで、高級セダンにも劣らない防音・断熱効果を実現。その恩恵は大きく、走行中のロードノイズの低減と共に車中泊地での静粛性を高め、断熱効果の高さは厳寒時と共に真夏の車中泊では大きな味方になることでしょう。