「人の断熱」の基本はレイヤリング
「クルマの断熱」の次は「人の断熱」を見ていきましょう。寒さを防ぐためには、外でのキャンプと同様の服装を心がけます。服装の基本はレイヤリング(重ね着)。「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「アウターレイヤー」の三段階で防寒対策をしていきます。
ベースレイヤーは吸湿性と速乾性のあるインナーを着用し、ミドルレイヤーはフリースやダウンで保温性を確保。アウターレイヤーで防風性の高いジャケットで外気を遮断します。
また、寝袋は冬用のものを用意。ポータブル電源を準備して、電気毛布やヒーターを使用するのももちろんおすすめです。意外と見落としがちなのがクルマからトイレまでの距離。トイレまでの移動で体温が奪われてしまうため、クルマを駐める場所はトイレから離れすぎないように気をつけましょう。
冬の車中泊はエアコンに頼らず、断熱や装備を工夫することで快適に過ごせます。正しい防寒対策で、冬ならではの車中泊を安全に楽しんでください。