キャンプの最重要設備ともいえる「テント」。テントはどこでも自由に張って良いという訳ではありません。場所によっては危険な場所もあるため、今回はテントを張る際に気をつけたい“張ってはいけない場所”を紹介します。
川沿いの設営は絶対NG
川沿いは涼しく、魚釣りや川遊びには最適ですよね。しかしテントの設営場所としては絶対にNG。特に中州は急な増水が起きれば取り残され、そのまま流されてしまうといった事故に繋がりやすいです。
一見穏やかに見える川も、上流で豪雨があればたちまち水位は上昇。異変に気付いたときには、すでに水位が上昇していたり、流れが強く退避できない可能性は十分考えられます。
忘れてはいけない“落雷”の危険
一見安全そうに思う木の下も、実はテントの設営場所としては不向きです。山の中にあるキャンプ場は天気が急変しやすく、晴れていても突然雷雨になることも珍しくありません。一本木などは特に雷が落ちやすく、木の側にテントを設営した場合、雷が近くの物を通って地面に逃げる「側撃雷」の危険性が高まります。木陰になることは魅力的ですが、避けておく方が安全性は高まるでしょう。
「じゃあ何もない丘の上に設営しよう」と考える方もいるかもしれませんが、周囲に何もない場所にも難点が。それは風を遮るものがないため、テントが飛ばされてしまう可能性です。風が通るため涼しいものの、できるだけ風の影響を受けない「日陰で風が吹き抜けない場所」を選んでください。