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たとえ低山でもスニーカーはNG! 用途に合った正しいトレッキングシューズの選び方とは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

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  • トレッキングシューズのソールの違い

登山に出かける際、きちんとした装備を揃えることはいまや常識です。毎年、富士山に軽装で登ろうとする人がいるというニュースをよく見ますが、これは絶対にやってはいけません。というのも、登山をはじめアウトドアでの活動は楽しさが大きい一方で、常に危険と背中合わせだからです。ウェア類やザック、シューズや各種の道具など、どれも安全のために欠かすことのできない重要な装備なのです。

でも、装備や道具に対する誤解があったり、変な思い込みがあったりすると、正しく選ぶことはできません。特にトレッキングシューズの場合、間違った知識で選んでしまうと、足を痛めたり、ケガをしたりと、思わぬトラブルに遭うおそれがあります。これでは、せっかくの登山が台無しになってしまうかも。

そこで、トレッキングシューズを選ぶときにありがちな誤解や思い込みを解消できるよう、正しい選び方を考えていきましょう。

「低い山ならスニーカーで大丈夫」は大きな誤解!

きちんとした装備や道具を用意するというのは、低山やハイキングに行く場合も当てはまります。「ちょっとしたハイキングや低い山だから」と、普段使っているスニーカーを履いて出かけてしまう人がいるかもしれませんが、これはNGです。

登山やキャンプなどアウトドア活動に詳しい打越俊浩さんによると、「スニーカーのソール(底)はやわらかいので、デコボコのあるところは歩きにくいですし、滑る場合もあってとても危険」だそう。しかも、日常的に履いている靴だとしたら、おそらく靴底もかなり擦り減っているかもしれず、ますます不向きだということがわかりますね。

ソールの違い

目的が気軽なハイキングだったとしても、近所を散歩するのとは違い、それなりに長時間歩くことになります。足への負担や安全面を考えると、専用のトレッキングシューズが必要なのです。

「トレッキングシューズを履くと、歩きやすさや足への負担が全然違います」(打越さん)。グリップ力もしっかりとしていて、低山ハイクであっても、その効果ははっきりと体感できるでしょう。

シューズ足元
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