健康や運動のために習慣にしている人も多いランニングやウォーキング。アウトドアとの親和性も高く、山道や草原、砂浜や雪道などの未舗装の道を走る競技「トレイルランニング」もあります。実は、そんなランニング・ウォーキングに関する資格がいくつかあることを知っていますか? 今回はランニング系の資格とそれぞれの特長をご紹介します。
「ランニング」に関する知識を深めたい方に
ランニングに関する資格で代表的なのが、日本ランニング協会が認定する「ランニングアドバイザー」という資格。これはランニングに関する知識をはじめ、ランニングのマナー、安全基準などを幅広く学ぶ資格です。講座を受講したのちにテストを受け、AED講習会の受講を受けて認定となります。
さらに発展した資格が、ランニングアドバイザーを取得した人を対象とした「ランニングインストラクター」。ランニングを指導するための専門分野をさらに深掘りし、ランニングの知識のほか、「医学」「栄養」「コミュニケーション」についても学ぶことができます。ランニングについて幅広く知識を深めたい人は、「ランニングアドバイザー」か「ランニングインストラクター」にぜひチャレンジしてください。
「ウォーキング」「ジョギング」の資格も
走るよりも歩く方が好き、山歩きが好きといった人には、ウォーキングの科学、効用、指導方法を身につけられる「ウォーキングアドバイザー」がおすすめ。「正しい走りは正しい歩きから」といいますが、姿勢などの歩行知識やウォーキングの効能、指導法に至るまで、正しい歩き方を学べる資格です。
走ることが趣味で、初心者の指導もしたいという人には、日本ライフタイムスポーツ協会が主宰する「ジョギングインストラクター」という資格も。2級と1級に分かれており、2級はストレッチや走り方の基礎などをロールプレイング形式の講座で学び、1級はより専門的な知識を深めるための座学が中心になっています。競技志向の資格ではないものの、ランニングやジョギングを趣味としている方にはぴったりと言えるでしょう。