一度は見てみたい有名なカツラ
自宅の近くで散歩の途中で見つけるカツラも良いものですが、秋のレジャーとして、有名なカツラを見に行き香りを確かめるのも良さそうです。
カツラは一つの株の横からどんどんと違う木が生え巨大化していきますが、兵庫県朝来市にある「糸井の大カツラ」は樹齢2,000年とも言われ、既に主幹は朽ち周囲をひこばえがぐるっと囲む、樹高35m、枝張り東西30m・南北31m。下の写真からもわかるように非常に神秘的な雰囲気の巨木です。
一方、北海道美瑛町にある「森の神様」と呼ばれるカツラは高さ30mほどで樹齢900年ほど言われていますが、既に主幹は朽ちて、周囲を取り巻くひこばえが残っています。周囲の森には他にも大きなカツラが生えているそうですが、この森の神様が一番大きいそうです。
また、岐阜県北部にある天生峠には、まるで自然が作り出したアーチのようにカツラの木が連なる「カツラ門」と呼ばれる巨木群があります。周囲をブナ林に囲まれ紅葉の時期に人気の場所なので、機会があったら是非訪れてみたい場所でもあります。
健康への効果についても諸説ありますが、カツラの香りは心躍る香りであることは確かです。黄葉したハート型の落ち葉は写真映えしますし、秋の散策の際には、一年に一度しか嗅ぐことができない秋の香りを探して、その魅力を体験してみてください。