キャンプの定番といえば自動車を使うオートキャンプですが、自転車キャンプも人気があります。自転車キャンプの特徴といえば、目的地までの移動もアクティビティになること。しかし移動を楽しむためには、体力や移動の安全も考えた準備が必要です。今回は、自転車キャンプを成功させるコツをご紹介していきます。
最重要アイテム! テントの選び方
自転車キャンプで大切なことは、とにかく荷物を軽く、小さくまとめること。特に大きくなりがちなテントを小さく軽くするのが重要です。
1枚の壁で構成された「シングルウォールテント」なら、荷物も軽量になります。しかし結露ができやすく前室もないため、デメリットを理解した上でチョイスしましょう。また、ポールの本数を抑えられる「非自立式テント」も軽量かつコンパクトに収納可能。一方で、ペグ(杭)で固定しないとテントが立ち上がらないため、設営のしやすさは自立式が勝ります。
運びやすさの点では非自立式・シングルウォールテントがおすすめですが、軽量でコンパクトになる分デメリットもあるので悩みますよね。しかし最近では、運びやすさと機能性を両立した自転車キャンプ用テントも発売されています。
例えばアウトドアブランド「MSR」が発売した「ハバハババイクパック」は、扱いやすく居住性の高い「自立式・ダブルウォール」のテントでありながら、重量はわずか930グラム。畳むと約30cmにまとまるため、自転車のハンドル部分に取り付けられる優れものです。
明かり、寝袋、調理アイテムも重要!
テント以外のアイテムも重要です。街明かりのないキャンプ場では、光源の準備が必須。おすすめはLEDランタンで、小型のものが多く燃料不要でテント内でも使用できます。また、ヘッドライトも用意すれば両手での作業も可能に。
料理をする場合は、使いやすくコンパクトな一体型シングルバーナーや、調理器具と食器を兼ねるクッカーを持参すると良いでしょう。また、折り畳みのテーブルやチェアを持参するのもおすすめ。500g以下の軽量モデルも発売されています。
寝袋は、布団のような形状の封筒型と、体にフィットするマミー型の2種類があります。自転車キャンプに向くのは、保温性が高く軽量でかさばらないマミー型。スリーピングマットの併用もおすすめですよ。