皆野アルプス最難関縦走路から名瀑に立ち寄る贅沢縦走
皆野アルプス登山道は3ブロックに分かれています。一つは前原尾根。皆野駅からのハイカーの縦走路です。そしてメインとなる破風山頂を通過する関東ふれあいの道。そしてもう一つが札立峠の先に伸びる如金峰コースです。
如金峰とこの先の大前山〜天狗山の縦走路は要注意です。とりわけ札立峠側からは大前山から天狗山へ繋ぐ岩場を下ることになります。ほぼ垂直に切り立った10m近い岩場です。足もとを探りながらの鎖を使った下山になります。「鎖は一人で使い順番を守ること」の立て看板が2回ほど出てきますが、いずれも逆ルートからのハイカー向けというのが解せないほどにリスキーなポイントです。
武蔵展望台を過ごし、天狗山からは下山路をとります。華厳の滝方面へはひたすらの下りです。登山口に架かる橋を渡った県道を西に登ると秩父華厳の滝があります。日光の華厳の滝と同名を拝するだけに、滝長10数mと小ぶりながらもなかなかの迫力のある滝を見ることができます。
破風山は下山後に秩父華厳の滝、秩父34番札所の水潜寺、そして湯処とお得な立ち寄りスポットが点在しています。バス時刻表とにらめっこで立ち寄りプランを考えるのも、また楽しいオススメの低山アルプスですね。