すっかり定着した印象のある「グランピング」。何となく、グランピングと聞くとドーム状のテントに宿泊するイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。実は「ドーム状のテント」以外にも、キャンプ道具を持たずに快適なアウトドア宿泊ができるグランピング施設が多くあります。そこで今回は、グランピング宿泊施設の種類を紹介します。
2005年にイギリスで生まれた「グランピング」という言葉
グランピングとは、「グラマラス(魅惑的)」な「キャンピング」のこと。日本グランピング協会によると、「テント設営や食事の準備などの煩わしさから旅行者を解放した、良い所取りの自然体験」のことを指します。2005年にイギリスで「グランピング」という言葉が生まれたそう。自然の中で気軽に贅沢な時間を過ごせるので、キャンプ初心者はもちろんアウトドア愛好家にもおすすめです。
広々空間の「ベルテント」と「玉ねぎ型テント」
グランピングでよく紹介されるのがドーム型のテントですが、じつはドーム型テント以外のグランピング施設も数多くあります。よく使われるテントが「ベルテント(ワンポールテント)」と呼ばれるもの。
ベルテントは、円錐状でモンゴルの「ゲル」やネイティブアメリカンの「ティピーテント」に似たフォルムが特徴です。オシャレでありながらもコットン製で通気性も抜群。またエントランスがA型に大きく開くため、出入りがしやすく家具なども搬入できます。絨毯を敷いてイスやテーブルを置いて過ごすこともできるので、まるで自宅の様なくつろぎ空間を味わえますよ。
次に、「玉ねぎ型テント」です。その名の通り、玉ねぎのようなふっくらした形が特徴。中央にポールがないため、圧迫感が少ないだけでなく空間も広く使えるので、家族や子ども連れでのグランピングにはピッタリ。「ロータスベル」というブランドの「ロータスベルテント」が代表格として知られています。