アウトドアを楽しむ際、靴やウェア選びに重点を置く方が多いのではないでしょうか。実は靴下選びも重要なポイントです。用途や自身に合った靴下を選ぶことで足の不快感が軽減し、靴擦れなどの足元のトラブルを予防する効果も。そこで今回は、アウトドア用靴下の選び方を紹介します。
靴下選びの基本は「素材と特徴」
靴下は一見同じように見えますが、素材によって様々な特徴があります。素材の定番は「ウール」と「化学繊維」。ウールは保湿性や吸汗性が高いため、蒸れを防ぐだけでなく防臭効果もあるのが特徴です。また、ウールのチクチク感が気になる方には「メリノウール」がおすすめ。メリノウールは細い毛でできており、肌触りがよくウール特有のチクチク感が軽減されます。
化学繊維の靴下は「乾きやすさ」が大きな特徴です。耐久性が高く、値段も安いのがメリット。また、保湿性と耐久性を兼ね備えた「混紡」の靴下もおすすめです。ウールと化学繊維の良いところを取り入れつつ、値段もウールより手頃なのが嬉しいポイント。コットン混紡は肌触りが良くポリウレタン混紡は伸縮性があるなど、混ぜる素材によって特徴が異なります。
靴下の形状や季節、活動に合わせて選ぶ
状況に合わせて靴下を選ぶことで、足元がより快適になります。まず、形状から見ていきましょう。形状には、ラウンド型(通常の靴下)と5本指ソックスの2種類あります。5本指ソックスは、蒸れにくく力が入りやすいのでアウトドアにおすすめ。一方ラウンド型の靴下は、ラインナップが豊富なため様々なサイズやデザインから選べます。
冬の登山や硬い地面を歩く際には「パイル編み」がおすすめ。繊維をループ状に編むことでクッション性が高まり疲れにくく、保湿性も高いのが特徴です。