ソトラバ

首都圏ハイカー御用達! 全国区な山名じゃない上野原の「要害山」でプチ低山登山を満喫

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

小さなピークを渡り、風の神様と出会い、眺望の山頂へ

尾根歩きを楽しむなら鏡渡橋からの時計回りと尾続から反時計回りの2ルートがありますが、いずれのバス停も上野原駅への戻りのバス便は1日1便で、ハイシーズンでも2便。下山後の都合を考えるとバス便の多い新井バス停まで歩く距離が短い、尾続バス停からの反時計回りルートで鏡渡橋へ下る方をおススメしておきます。

尾続バス停から尾続神社脇を抜けて登ります。里山らしい登り出しは緩やか。ほどなくして尾根に乗ります。標高差約200mの登りを経て尾続山のピークです。

尾続バス停から尾続神社脇を抜けて登ります。里山らしい登り出しは緩やか。ほどなくして尾根に乗ります。標高差約200mの登りを経て尾続山のピークです。

小さなアップダウンを踏んで開けたピークのコヤシロ山に飛び出ます。林に囲まれてはいますが多き南西側にひらけた展望は、中央高速・談合坂SAを見下ろすことができます。

ビュースポットとしては距離にして約200m先の風の神がおすすめです。標柱では風の神様と記されているだけに、稜線を抜ける爽やかな涼風を受けながら、切り立った峠からは大月方面に向けての山容を眺めることができます。

風の神から、本ルート上では最大のアップダウンを経て林を抜けると頭上が大きくひらけたピークに飛び出ます。要害山頂です。圧巻の眺望です。取材日はあいにくの空模様で、富士山の頂を捉えることはかないませんでしたが、上野原御前山など大月市内に展開する秀麗富嶽十二景に尾根をつなげる山々を堪能できます。

秋葉大権現の祠のある山頂にはベンチも設置されています。こやしろ側からのルート側に、お花畑風の植栽もあるので季節の折り合いがつけば、花見も楽しめるかもしれません。要害山で山頂ランチやおやつ時間等でくつろいでのち下山。

一気に駆け下り、山に神社を経て鏡渡橋バス停から県道33号を新井バス停まで。一部、ガードレールのない場所もあるので、行き交うクルマには気をつけて。