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思わぬ急坂と急階段が行く手を阻む! 「御岳山」ロックガーデン親子トレッキングルポ【前編】

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

  • 御岳山駅眺望
  • モンベルのキッズトレッキングシューズ
  • 天狗岩
  • ロックガーデンへの道のり(苔むす岩が登場)
  • ロックガーデンへの道のり(木の根や石がゴロゴロ)
  • ロックガーデンへの道のり(木の根や石がゴロゴロ)
  • 御岳神社へ続く階段
  • 御岳神社の鳥居
  • 神代けやき
  • 御岳神社参道の花
  • 御岳神社参道歓迎のアーチ
  • 御岳山ケーブルカー
  • 御嶽駅

小学生の息子と、都心からも近い「御岳山」に登りにいくことにしました。御岳山は、頂上に「御岳神社」があり、その標高は929m。標高800mを越える地点までケーブルカーで行けるので、いつも登山者や参拝客で賑わっている山です。そんな御岳山の見どころのひとつが「ロックガーデン」。今回は、そんな御岳山に出向いた様子をレポートします。

息子が急に山登りに目覚めた理由とは

筆者には小学4年生の息子がおります。元々動くことはそんなに好きじゃない。休日に何したいかと尋ねれば「ドライブ」という感じで、アウトドアタイプではありませんでした。

しかし、夏休みに祖母が長野の八方尾根に息子を連れて行ってくれて、山登りに目覚めた様子。ゴツゴツした岩山を登ったことから「また行きたいな~」というので、都心からのアクセスも良い御岳山に連れて行ってみることに。

でも、私と同じで少しビビリな息子です。どんな旅になるでしょうか!

息子の登山靴で思わぬ予算オーバー

夫はスニーカーでいいだろうと言っていましたが、私自身がトレッキングシューズを持っていて、その快適さに気づいているので「息子にも買ってあげたい!」と思い、とりあえずモンベルへ。3000円代のアウトレット品も履いてみましたが、結局1万円くらいする、「ハイカット」「グリップがいい」「防水」「軽い」を兼ね備えたモデルを購入しました。

モンベルのキッズトレッキングシューズ

本人も、岩場のダミーを登ったり降りたりしながら、「これがいい!」とご満悦の様子。帰路の車中、紙袋にも入れず、大事そうに両手に抱えて帰る息子。家に帰ってからも、履いてみる! とウキウキで、やっぱり買ってよかったと当日がますます楽しみになりました。

いよいよ当日! 天気は良好!

週末、土曜日に出かけたので、「ホリデー快速おくたま号」というなんとも可愛らしい名前の電車に乗りました。新宿から御嶽駅までは、乗り換えなしで1時間20分。

青梅駅から御嶽駅までは、満員電車ほどではないものの、奥多摩に向かう人々でぎゅうぎゅう。青梅駅から乗車する人々は、アウトドア仕様の方が多く、「みんな登るのかな~」と想像できます。

御嶽駅

御嶽駅に到着すると、乗っていた人たちみんながどどーっと下車。駅を出るとすぐに看板が出ていて、バス停までは迷うことはありませんでした。バスは臨時便が出ていてすぐに乗れましたが、こちらも満員電車ほどではないものの、ぎゅうぎゅうです。バスの乗車時間は10分程度で、ケーブル下滝本駅に到着です。

まずはケーブルカーで標高800mまで

バス停からケーブルカーまでの道のりは急坂で、すでに何かが始まっている感がある……。脇をせせらぎが流れていて気持ちよく、すでに「来てよかったー」と思う私。

ケーブルカーの滝本駅に到着するとそれほど待つことなく発車します。バスと一緒でこちらも臨時便がでていたようです。ガチャンガチャンと急坂を登っていく様子は、普段味わうことのない感覚でドキドキ。息子も、興味深そうに外を眺めています。

御岳山ケーブルカー

ケーブルカーから見えるサイドの景色は杉林で、山にきたなーという感じがするけど、まだまだこれからという感じ。

息子と、「このケーブルカーを作った人すごいよねー」なんて話しながらあっという間に標高800mの御岳山駅に到着。

靴とポールを準備をしていよいよ登山開始!

御岳山駅に到着すると、広場や屋根のあるベンチがたくさんあります。ここからの眺めもとても良かったです。

お土産屋さんもあり、食べ物の調達は簡単です。ここに到着したのは9時30分くらいでしたが、すでにお腹が空いたので腹ごしらえ。持参してきた菓子パンをひとつ……。靴紐を締め直し、歩行を支えるトレッキングポールを伸ばし、いざ出発!

御岳山駅眺望

ちなみに、駅を離れて奥のベンチに座ったので、奥のレンゲショウマ群生地の方に歩いて行きそうになってしまいましたが、御岳神社へは、駅を出て手前を左へ回り込んだ方向です。「歓迎」のアーチをくぐっていよいよです。

御岳神社参道歓迎のアーチ

御岳神社までの道のりはきつかった……

最初は、木漏れ日が涼しい遊歩道のような道のりをただ歩いて行きます。途中、かわいいお花も咲いていました。

御岳神社参道の花

こんな簡単な道のりなら、トレッキングシューズいらなかったんじゃ? と思うほどに整備されていて、宿坊やお土産屋さんが並ぶ地域に入っていきます。

ところが、途中からものすごい坂道になり、息子がゲンナリ。そんな中、「神代けやき」が登場します。

神代けやき

およそ1000年もの樹齢があるとか。むくむくした幹が迫力満点でした。そんなけやきの木に感動している私をよそに、息子は「これ、もう登るのむりだよー」と嘆き続けます。そんなこんなでなんとか「御岳神社」の下の鳥居まで到着。

御岳神社の鳥居

階段を登り始めるも、息子の嘆きは続く……。

御岳神社へ続く階段

「こんなん聞いてない!」とかなんとかいいながら、ヒーヒー登る息子。私もなかなかの坂だなと思いながら息を切らします。それならと、ちょっと脇のベンチに座って休むことに。そして、ふと目の前にあった標識を見ると「ロックガーデン」の文字。なるほど、神社へ向かう階段の途中で分かれ道になっているようです。

そこで、「先にロックガーデンに行く?」と聞いたら「行く行く!」とのこと。ロックガーデンって何のことか理解していない息子ですが、「この状況を今すぐ脱したい!」と思ったのでしょう……。

御岳神社は諦めて、先にロックガーデンへ向かうことに。「帰りに絶対、神社に寄って帰る!」と心に決めて、ルートを変更しました。

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