ミステリアスな航空事故の跡を発見
歩いていると、ちょっとした広場のような場所があり、ふと見ると古びた看板がありました。
1983年に、自衛隊の輸送機2機が相次いで墜落、乗員14名が殉職するという惨事が起きた場所だそうです。愛知県の小牧基地から、伊良湖岬を通り、埼玉県の入間基地を目指した6機編隊のうち、2機が墜落。当時現場は濃霧で、周辺はかなりの悪天だったため、民間機は運航を見合わせていたとか。
ここに来るまでこの事故のことは全く知らなかったのですが、痛ましい事故現場に特有の、何か静謐な感じの雰囲気の場所でした。
大山からは、島の西側を回って元の菅島漁港へ向かいますが、鳥羽方面が見える場所まで来ると、大規模な採石場となっていました。
なんだか衝撃的な景色ですが、緑化・復元に向けた協議会が発足していて、跡地活用のプランの検討なども行われているそうです。
ぐるっと島を一周して、伊勢湾側へ。静かでのどかな島にも、いろんな歴史があるのだなと思いながら港へ向かって下っていきます。
港が見えてきた。定期船の時間まで、港の探索でもしましょうか。
島国である日本には、魅力的な「しま山」がたくさん。山が好きなんですが、島旅も楽しいなぁと改めて感じた二日間でした。