アウトドアレジャーでの目玉イベントといえば野外でのバーベキュー。自然の中で家族や仲間と、焼きたての食材を味わいながら過ごすひと時は、とても盛り上がるものです。
一方、終わった後には直火の跡の片づけや、調理で生じた廃棄物の処理をきちんと済ませることも大切。ごみは残さず持ち帰るのはもちろん、なるべく発生しないよう配慮してバーベキューを行うのも、環境保護の面では重要です。
そんなアウトドアでのバーベキューにまつわる環境保護への意識向上を狙って、一般社団法人海と日本プロジェクト岐阜では、2024年8月1日(木)~9月30日(月)の期間で「クリーンバーベキューマスターコンテスト」を開催。
川でのレジャーが盛んな岐阜県民が、散乱ごみの河川流出防止を目的に、バーベキューで発生するごみをなくすことを目指し、さまざまなアイデアを共有するためのコンテストとなっています。
バーベキューごみの削減は海洋の環境保全にもつながる
主催団体が行った2023年度の調査によると、長良川の河川敷ではバーベキューの直火跡やたばこの吸い殻、花火のごみなど、レジャーを楽しんだ後に遺棄された多くのごみが発見されたとのこと。
これら川の周辺で生じたごみは、豪雨や台風で川の水量が増水すると、流れによって海へと流出してしまうことに。海洋ごみの約8割は、川を伝って流下したものといわれ、川辺のごみを減らすことは、海洋の浄化にもつながるのです。