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山の恩恵に感謝!「第8回 山の日全国大会」でアルピニスト野口健さんと俳優の釈由美子がトークショーを開催

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

「アクセスにも恵まれた東京の山に親しんで」と釈さん

今回の山の日東京大会のテーマは「山とともに成長する都市・東京」で副題が「山の恵みを未来につなぐ」というもの。東京都の約4割を森林が占めているそうで、この森林は江戸時代から大切に育ててきた東京ならではの山の恵みでもあります。

別会場で同時開催されていた「山の日TOKYO2024 歓迎フェスティバル」では東京の山や自然をテーマにした参加型イベントが行われ、山の楽しさや自然の豊かさに触れることができ、キッズたちの喜ぶ声が響きました。

第8回 山の日全国大会のバナー

トークセッションではご自身でも好きな山登りからお子さんを連れての山行を楽しんでいるという釈さん。式典の直前にもお子さんを連れての高尾山〜陣馬山に登ったそうで、釈さん流英才教育でもあるそうです。「ぜひ、ご家族で東京の山に親しんでほしい」とのこと。高尾山以外にも御岳山や雲取山といった名山が奥多摩に登山口を開けて待ってくれています。

俳優の釈由美子さん

また野口健さんからは東京都レンジャー制度についての裏話が。石原都政時代、野口さんからの提案で導入が決定したレンジャー制度が、いまでは山梨県や神奈川県などにも広がり、山の遭難対策はもちろん、森林や登山道の管理が行われ、自然のコンディションを維持することができるようになったとのこと。

そしてもっと自然に触れてもらう環境を用意したいとも。「自然災害の多い日本では、災害に強い人間が必要で、そのためには自然の体験を得てほしい」と未来の子供たちに託すことをメッセージしました。山鐘の儀式で点鐘を子供達に委ねてきた意義が伝わってきます。

アルピニストの野口健さん

記念式典はリレーセレモニーでは東京都から次回開催県の福井県杉本達治知事へシンボルである山の日帽のリレーにより閉会を迎えます。2025年の会場は日本百名山の荒島岳がそびえる越前・福井県となります。

第8回 山の日全国大会のリレーセレモニー