成型炭は「オガ炭」と「着火加工成型炭」
他にも、定番の炭としては「成型炭」と呼ばれる種類が。こちらは、スギやヒノキなどのおがくずを圧縮して固めたものを材料にしており、一般に「オガ炭」とも呼ばれます。火持ちがよいため継ぎ足しが少なくて済むうえ、爆ぜにくいのがメリット。反面、黒炭と比べると着火がしにくいのが弱点です。
この弱点を解消したのが、成型炭のなかでも「着火加工成型炭」と呼ばれる種類の炭。着火成分が練り込まれていたりと、着火しやすく加工された成型炭のことです。着火剤を使わなくても簡単に火をつけることができ、オガ炭と同様に爆ぜにくいため小さな子どもや初心者にも扱いやすい炭です。ただし、加工品のため値段が高く湿気に弱いのが弱点。
ここで紹介した炭以外にも、豆炭やチャコールブリケットなど多くの種類の炭があり、それぞれに得意不得意があります。炭の特徴や強み弱みを活かして、素敵なアウトドアを楽しんでください。