アウトドアでは必須アイテムとも言える「炭」。実は炭には様々な種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。今回は、意外と多い炭の種類をチェックしましょう。
炭の定番といえば「黒炭」
最もベーシックな炭が「黒炭」と呼ばれる種類のものです。ホームセンターなどでよく売られており、着火しやすく火力が強いことが特徴。バーベキューにはピッタリの炭と言えるでしょう。備長炭などと比べると、燃焼時間は少し劣るのがデメリット。
黒炭の原料としては、ナラやくぬぎ、マングローブが代表的です。マングローブが原料のものは黒炭と分けて「マングローブ炭」と括られることも。マングローブ炭は安価で手に入りやすいのが特徴ですが、煙やにおいが上がりやすいため、キャンプ場や海岸などの広い場所での使用がおすすめです。
長時間使える高級な炭「備長炭」
炭の種類としてよく聞くのが「備長炭」。こちらはカシなどの硬い木を、1000度以上の高温で焼くことで作られます。製造に手間がかかることもあり、お値段はやや高め。その分火力が安定しており、黒炭などと比べると燃焼時間が長いことが特徴です。
ただし炭そのものが硬いため火がつきにくく、扱いが難しい炭と言えるでしょう。バーベキューよりは、炭火焼きなどに適した上級者向けの炭です。